日本でもよく食べられている「うに」。スペイン語で「erizo de mar」と言います。全身トゲトゲの姿からは想像もつかないほどの美味で、お値段もさることながらお寿司ネタやパスタなど、日本人からとても愛されている食材です。実はスペインでも「うに」が食されていることをご存知ですか？

 

スペインではちょうど今の時期、1月中旬頃から3月下旬頃まで「うに祭り」が各地で開催されます。有名なお祭りは、カンタブリア海に面したガリシア地方の「Festa do Ourizo de San Ciprián en Cervo フェスタ・ド・オウリソ・デ・サン・シプリアン・エン・セルボ」、カタルーニャ州のパラフルーゲルという町の「Garoinada ガロイナーダ」や、アンダルシア州のカディスの「Erizada エリサーダ」などです。どれも海沿いの町ですが、スペイン北部はカンタブリア海、東北部は地中海、南は大西洋に面しており、魚介類は豊富に採れます。

 

さて、スペン人はどのようにしてうにを食べるのでしょうか？日本の様にお寿司にしたり、丼にしたりするのでしょうか？答えは、Sí y No です。近年は、スペインもお寿司ブームで生でうにを食べる人も増えてきています。あるいは、生でも殻から外してお醤油をかけるでもなくそのまま食べます。一般的には、焼きうにや、塩茹で、グラタンなどがよく調理される方法です。そして、うにはシェリー酒や白ワインが本当によく合います！辛口のすっきりとした味わいの物を選んで、うにとぜひ一緒にお試しあれ。

 

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