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マドリードのクリスマスイルミネーション

2018.11.27

2018年11月23日 Telemadrid Web記事より 

 

11月23日の金曜日の夜、約750万個の新デザインのクリスマスイルミネーションが、マドリードのグラン・ビア通りに点灯されました。これらの電飾には、星を掴もうとしているネコを形どったものもあり大変華やかです。マドリード市長である Manuela Carmena 氏は、カジャオ映画館から伸びたステップの上から、集まった政治家やグラン・ビアの劇場出演中の俳優陣が見守る中「メリークリスマス!」(¡Feliz Navidad!)という掛け声を発し、無事明かりは灯されたのでした。

 

昨年と同じく、マドリード市内だけでも 計 7.427.442 個ものクリスマスLEDイルミネーションが飾られた訳ですが、スペインの首都のクリスマスシーズンの象徴でもあるこれらの電飾を引き立てるため、今年はスペイン人建築家やデザイナーを多く起用したのです。グランビアに加え、Jorge Juan通り、Marcelo Usera通り、Pedro Laborde通り、Boltaña通りの街灯にも、新しいクリスマスモチーフも取り入れられています。

 

こうして町中の公共の場を彩り、明るく照らしているイルミネーションですが、グロリエータ・カルロス 地区では、伝統的な今までの電飾と共にサクラの花を形どったものもあったり、新たなイルミネーションが初めて飾られる la Plaza de Oriente y el patio Central del Conde Duque 地域もあります。

 

またプエルタ・デル・ソル広場 や、カジャオ広場などでは、大きなもみの木も設置されています。イルミネーションは、日曜日〜水曜日までは午後6時から午後11時まで。木曜日、金曜日、土曜日、24日、25日は午後6時から真夜中まで点灯予定と、合計263時間イルミネーションがマドリードを照らすことになります。

 

かなりの混雑が予想されるマドリード市内ですが、市内観光の2階建てバス「Naviluz」のチケットは過去新記録の5日間で点灯式を待たずに完売してしまいました。Naviluz は、各イルミネーションの見処を回るために大変人気で、7歳以下の子供は無料、65歳以上は割引があるそうです。

 

 

江戸っ子ならぬマドリードっ子

 

生まれも育ちもマドリード、家族や親戚もマドリード出身のスペイン人は、自分のことを「gato」と呼びます。生粋の、つまりピュアなマドリードっ子と意味しているのです。例えば 「君マドリードっ子なの?」(¿Eres gato?)の質問に対し「そうだよ、僕はマドリードっ子だよ。」(  Sí, soy gato. )となります。ちなみに、gato に冠詞を付けてしまうと、本当の猫の意味になってしまいますのでご注意を。