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高速鉄道Euromed、バルセロナ-バレンシア、アリカンテ間30分短縮

2020.01.08

1月13日から始まるスペインのEuromedの新サービスで、バルセロナ-カステリョン、バルセロナ-バレンシア、バルセロナ-アリカンテ間の路線の所要時間が約30分短縮され、それぞれ約1時間50分、2時間35分、4時間20分になります。1月13日から2月29日に移動する人を対象にお得な価格で新サービスを利用できるキャンペーンも行われています。バルセロナ-バレンシア、アリカンテ間を電車で移動する予定の人には嬉しいですね。

 

今まではAVEにしかなかったサイレントカーも導入され、追加料金無しで利用できます。静かに旅を楽しみたい人はサイレントカーがおすすめです。席は1等と2等の2種類で、体の不自由な人のための席も設けられています。

 

一方、今年の12月からの本格的なAVE市場の自由化を前に、RENFEはAVEの路線をガリシア、ムルシア、ブルゴスにも拡張していく予定です。マドリードとガリシアのオウレンセを結ぶ路線は、ほぼ工事は完了して試験運転の段階に入っており、今年中に運行を開始する予定です。ムルシアへの路線は一部区間のサービスを今年中に開始するようです。ブルゴスの路線は、すでに運行しているマドリードとバジャドリード、レオン、パレンシアを結ぶ路線の延長で、すでに工事は完了しており、試験運転の進行次第では2020年中の運行開始もあり得るようです。

 

1月末にはマドリード-バルセロナ間の低価格AVE(Avlo)の切符の販売が開始され、4月に運行が始まります。また、現在スペイン北部に向かうAVEの路線はチャマルティン駅から、南部への路線はアトーチャ駅から発着していますが、チャマルティン駅とアトーチャ駅を地下で接続する計画が進められています。実現すればAVEで北部から南部までスムーズに移動できそうです。

 

電車での移動の選択肢が増え、快適で安く速くなることは嬉しいですね。