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カタルーニャ美術館で手塚治虫展開催中!

2019.11.01

10月31日から来年1月6日までバルセロナのカタルーニャ美術館で手塚治虫展が開催されています。タイトルは「手塚治虫 漫画の神様(el Dios del Manga)」!『鉄腕アトム』『リボンの騎士』『ブラック・ジャック』『アドルフに告ぐ』などの作品の200以上の原画などが展示されています。

 

手塚治虫の作品を読んだり見たりしたことはなくても、『鉄腕アトム』や『ジャングル大帝』、『リボンの騎士』などのキャラクターを目にしたことがある人は多いでしょう。大人向けの作品なら『ブラック・ジャック』や『ブッダ』、『火の鳥』『アドルフに告ぐ』などが有名です。彼の漫画のテーマは普遍的でありながら、かなり斬新で先見の明があるものが多かったように思えます。今読んでも古さをあまり感じさせないのはそのせいなのでしょう。幅広い世代に読まれる優れた作品を多く描いた手塚治虫は、まさに日本の漫画文化、アニメ文化の基礎を作った人物と言えます。

 

今回の展示の主催者は、日本の漫画とアニメの祭典『サロン・デル・マンガ・デ・バルセロナ(Salón del Manga de Barcelona)』を主催しているFICOMIC。10月31日から11月3日までモンジュイック見本市会場で開催される『第25回サロン・デル・マンガ・デ・バルセロナ』の日程に合わせて手塚治虫展が開始されました。サロンの開催初日には大勢のファンが入口前に並んで待つ姿が見られたそうです。

 

日本の漫画やアニメ、ゲームなどは海外でも多くの人の関心を集めていて、スペインでも日本の漫画やアニメは人気があるようです。テレビでは日本のアニメが放映されていますし、本屋では日本の漫画がスペイン語に翻訳されて売られています。手塚治虫展にもスペインやヨーロッパから多くの人が訪れるのでしょう。どんなふうに展示され、訪れた人がどんなふうに感じるのか、興味深いところです。開催期間中にバルセロナに行かれる方は、是非のぞいてみてください。

 

カタルーニャ美術館「手塚治虫展」(スペイン語)

https://www.museunacional.cat/es/osamu-tezuka-el-dios-del-manga