Blog ブログ

スペイン最古の建造物ベスト10

2018.11.14

世界遺産が至る所に存在するスペイン。サラマンカ、セゴビア、コルドバ、グラナダ、セビージャ・・・イスラム建築の跡や個性的な建造物と、長い歴史の中で諸外国の影響も受けながら育まれたスペイン独特の文化があります。さて、スペインの歴史的建造物の中で最も古い建物はどれでしょう?

 

 

1.  グラナダのアルハンブラ宮殿(LA ALHAMBRA DE GRANADA: 1238年)

889年から建設が着工されたアルハンブラ宮殿は、お城でもあり城壁でもあるユニークな造りです。豪華ながらも、1238年までは 王宮の外観デザインが変わることはありませんでした。2016年には、バルセロナのサグラダ・ファミリアに次ぐ観光地となりました。

 

 

 

2. サラマンカ大学(UNIVERSIDAD DE SALAMANCA:  1218年)

1218年に開校したサラマンカ大学はヨーロッパ最古の大学。 スペイン黄金時代には国を代表する大学としてすでに認められていたのです。戯曲作家のフェルナンド・デ・ロハス(Fernando de Rojas)や 学者兼同大学教授フライ・ルイス・デ・レオン(Fray Luis de León) などサラマンカ大学に携わった者なら知らない者はいないほどです。

 

 

 

3. レオン大聖堂(CATEDRAL DE LEÓN : 1205年)

スペイン最大のゴシック様式建造物であるレオン大聖堂は 、実はローマ時代にあった大規模な浴場の上に建てられています。キリスト教徒によるレコンキスタが行われていた時代、浴場は王宮に変えられていったのでした。今ではスペインを代表する観光地の1つです。

 

 

 

4. ヒラルダの塔(GIRALDA DE SEVILLA : 1195年)

ヒラルダは、1195年のイスラム教徒支配下時代にセビリア大聖堂の付設尖塔として建造されました。その後、 上部の鐘楼部分がさらに10メートル高く造られました。現在は、高さ約98メートルです。

 

 

 

5. セゴビアのアルカサル(ALCÁZAR DE SEGOVIA :  1155年)

白雪姫に出てくるお城のモデルになった宮殿で、古代ローマの要塞が土台として残っています。

 

 

 

6. コルドバのメスキータ(MEZQUITA DE CÓRDOBA : 987年)

987年に現在のメスキータの形となる以前は、イスラム教寺院であったメスキータ。その大きさは、23,400平方メートルで、イスタンブールにあるブルーモスクについで世界で2番目の大きさです。

 

 

 

7. サンタ・マリア・デル・ナランコ教会(SANTA MARÍA DEL NARANCO: 848年)

オビエドから3kmほどに位置するこの教会は、アストゥリアスに現存する最も貴重な建築物と言われています。

 

 

 

8. ヘラクレスの塔(TORRE DE HÉRCULES:1世紀頃)

ラ・コルーニャのシンボル的存在の北大西洋を一望することができるローマ建築の灯台。

 

 

 

9. サンタ・テクラの古代遺跡カストロ(CASTRO DE SANTA TECLA, GALICIA:)

弊社発行スペイン情報誌 acueducto の 過去記事でも確認して頂けますが、ケルト系部族が暮らしていた集落跡地。保存状態も良いので観光スポットとなっています。

 

 

 

 

10. ナビータ・デ・トゥドンス(NAVETA DES TUDONS:紀元前1500年頃)

メノルカ島西部に位置する、石積みのピラミッド型古代遺跡です。この島はまさに遺跡の宝庫で、荒野にポツリポツリと遺跡が見られる風景はパワースポットとしても知られています。