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RAEが選んだ2019年を象徴するスペイン語の単語14個

2020.01.13

2020年が始まって10日余り。今年はどんな年になるのでしょうか。2019年がどんな年だったかを知っておくと今年の流れも読みやすいかもしれません。スペイン王立アカデミー(RAE)が2019年を象徴する14個の言葉を選んで発表しています。スペイン語の単語で2019年を振り返ってみましょう。スペイン語のボキャブラリーも増やせます(笑)。

 

  1. Progreso:進歩、前進

2019年もいろいろな進歩がありました。科学的な進歩、ガンやアルツハイマーなどについての医学的な進歩、宇宙に関する発見、再生可能エネルギーの導入、オゾンホールの減少、5Gの登場など。今年もさまざまな進歩がありそうです。

 

  1. Deporte:スポーツ

ワールドカップを制したバスケットボールスペイン代表、テニスのラファエル・ナダル選手、自転車のエガン・ベルナル選手など、スペイン語圏の選手が活躍しました。

 

  1. Feminizar:女性的にする、女性化する、女性的な価値観や性質を与える

フェミニズ運動、男女平等、アラブ諸国の女性の地位の向上、欧州委員会初の女性委員長誕生、女性への暴力への反対などの動きがありました。

 

  1. Constitución:憲法

たくさんの人が共に生きるための権利や義務、自由などを定めた国の最高法規である憲法。

 

  1. Confianza:信頼、信用

政治的な混乱、汚職、Brexitなどで、これまで権利や自由を保護してきた制度や機関への市民の信頼が試されています。

 

  1. Acogida:受け入れ

経済格差や国際紛争による移民や難民の受け入れが課題になっています。

 

  1. Estado del Bienestar:福祉国家

将来の福祉への不安から2019年に最も検索された言葉の1つになりました。

 

  1. Elecciones:選挙

2019年、政治的な分裂や流動的な社会を反映して多くのスペイン語圏の国で選挙が行われました。

 

  1. Inteligencia artificial:AI、人工知能

技術の進歩はとどまるところを知りません。AIはどこまで進歩するのでしょうか。

 

  1. Escuela:学校

Pisaの報告書で教育の実像が明らかになりました。

 

  1. Clima:気候

2019年、マドリードで国連気候変動枠組条約締結国会議(COP25)が開かれ、気候変動への早急な取り組みが求められています。

 

  1. Euroescéptico:ヨーロッパ懐疑論者

Brexitなどを受けて、EUの枠組みに対して懐疑的な国や市民が増えてきています。

 

  1. Autodeterminación:自己決定

カタルーニャ問題によって2019年の最も重要な言葉の1つになりました。

 

  1. Triunfo:勝利

研究や文化、労働、スポーツなどでの前進や研鑽、社会をより公正なものにしようとする努力は私達に勝利をもたらすでしょう。