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スペインの住居事情

2020.01.13

スペインでは都市部に住んでいる人は日本と同様マンションやアパートの1室を自宅としている人が多いですが、造りや家賃など日本と同じくらいでしょうか。もしくはもっと高いor安い?

 

スペインでも日本と同じで一軒家、マンション、アパート等様々なタイプの家があります。マドリードやバルセロナ等の都会ではピソ(スペイン語ではpiso。日本で言うマンションやアパートのことです)に住むのが一般的でしょう。都心から離れたところだと一軒家も増えます。中にはアメリカのようにプールや大きな庭付きの家などすごいお金持ち…!とびっくりするような家もあります。・・・が近年の経済状況で値段もかなり下がってきているので条件が良くてもそこそこの値段で買えるそうです。

 

それから日本では一人暮らし用のワンルームマンションが多く一般的ですがスペインでは違います。カップルや家族など複数の人が住むために造られた建物が多く、たとえば部屋が2部屋、トイレ・バスが1つ、台所、リビング、といった部屋数のピソもあれば部屋が3〜5部屋、トイレ・バスは2つ、台所、リビング、という3名以上で住める物件も多いです。

 

1つの家にトイレとバスが2つ?!と驚かれる方がいるかもしれませんが、スペインでは意外と普通です。2つのうち1つを家族が使って残りの1つはお客さん用としている家庭や、1つはこども用、残りは大人で使用する場合や、1階と2階にそれぞれトイレだけあり、バスは1階だけという場合もあります。

 

賃貸だと都市や物件の築年数、セントロ(街の中心地)に近いかどうか、などで料金は変わります。マドリード・バルセロナ・サン・セバスティアンだと1ヶ月350€〜1200€くらい、日本円で42,000円〜144,000円が相場です。それ以外の都市だと300€〜、36,000円〜のものが多いです。

 

日本の物件もそうですがスペインも料金はピンキリですね。建物の築年数やエレベーターの有無、バルコニーやテラスの有無、部屋の向きや方角によっても値段は変わります。このあたりは日本と一緒ですね。またスペインでは滅多に地震がないので築50年以上、中には100年以上の物件もあります。

 

中には普段住む家は職場や交通の便が良い所に所有し、週末や休暇は別荘で過ごす、という人もいます。郊外に家を持っていてそこで農作物を作っている、という家庭も。

 

スペイン人の住居事情、疑問点等は身近なネイティブに聞いてみてください。