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スペインのビールの消費量が大きく減少!

2021.10.09

2020年から今年にかけて新型コロナウイルスの蔓延による影響は多岐にわたっています。

ある調査によると、スペインのビールの消費量は前年比で2020年に12%減少し、経済危機のあった2007-2014年の時期と同じレベルの消費量に落ち込みました。

 

生産量も同じく新型コロナウイルスの影響を受け、全体で約12%減少しました。小規模な醸造会社ではさらに影響は大きく、地元の外食産業との結びつきが強いことと販路が狭いことから約40%の落ち込みとなっています。

 

また、外出規制などの影響で家庭でのビールの消費が56%、外食(家庭外)での消費が44%となり、初めて家庭での消費量が上回りました。

外で飲めないので家庭で飲む人が増えたのでしょう。日本でも同じことが起きていますね。

 

一方で、2020年に輸出は約19%増加しました。輸出先第1位はポルトガルで、前年比で42.5%増。次いで、イギリス、中国、赤道ギネアが主要な輸出先になっています。中国にスペインのビールがたくさん輸出されているのは意外な感じがしますが、中国ではスペイン語を学習する人が増えていると聞きます。

 

輸入も9.5%増加し、2015年以降最大の伸びとなりました。ベルギー、ポルトガル、フランスが主な輸入先となっています。

 

ワクチン接種も進み、感染者数も落ち着いてきたので、2022年には全体的な回復が期待されています。

美味しいビール、安心して飲みたいですね!