Aprender
español
学習者向けコンテンツ

“sopa”(スープ)のつく表現

2022.01.22

1年で一番寒い季節に入りました。熱いスープや鍋物が美味しい季節ですね。
「スープ」はスペイン語で「sopa」。「sopa de ajo(ニンニクのスープ)」や「gazpacho(ガスパチョ:トマトやキュウリなどの野菜とパン、オリーブオイルを入れた冷たいスープ)」はスペイン料理として有名なので、聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

「sopa」という言葉は料理を表す言葉としてもよく使われますし、それ以外の言い回しにも登場します。
会話の中で「料理の話なんかしてなかったのに、なんでスープが出てくるんだろう」と思ったときは、もしかしてそんな表現が使われているのかもしれません。

では、「sopa」のつく表現をみていきましょう!

quedarse sopa:(=quedarse dormido)「眠り込む、眠ってしまう」
quedarseは変化を表す動詞で、ある状態から別の状態への変化を意味します。quedarseの後ろには形容詞や過去分詞が来ますが、ここではsopaが来ています。文字通りの意味は「スープになる」という感じですが、眠ると力が入らなくなってつかみどころがなくなる状態はスープに似ていると言えるかもしれません。

Anoche me quedé sopa y no pude terminar el libro. 昨日の夜、眠ってしまって本を読み終われなかった。

(estar) hasta en la sopa:「どこに行っても見かける、耳にする」
文字通りの意味は「スープの中にまでいる」。スープはよく食べる料理と考えられるので、そのスープにまで入っているということは「どこに行っても見かける、耳にする」状態です。たとえば、ある人にしょっちゅう会うときや、あるテーマがどこでも話題になっているような場合に使われます。今なら、新型コロナの話題がまさにそうですね。

Otra vez vimos a Ana. La vemos hasta en la sopa. またアナに会った。どこに行っても彼女に会う。

(estar) hecho una sopa / (estar) como una sopa:(=estar mojado/empapado)「びしょ濡れの液体の、形のない」
「スープのようになっている」が文字通りの意味。びしょ濡れの状態や液体のような状態を表します。

Llegó a casa como una sopa. 彼はびしょ濡れで家に帰った。

暖かいものを食べて、元気にいきましょう!