「deber +不定詞」と「deber de +不定詞」の意味の違いは?
2021.10.22動詞の“deber”と聞いたら、まず頭に浮かぶ意味は「~しなければならない(義務)」ですね。
「deber +不定詞」で「~しなければならない、~するべきだ」の意味になります。
「no deber +不定詞」と否定になると、「~してはいけない」の意味になります。
Los niños deben hacer los deberes.
子どもたちは宿題をしないといけない
La mayoría de las personas debe trabajar para vivir.
大半の人たちは生きるために働かなければならない
Debes pedirle perdón.
君は彼女に(彼に)謝るべきだ
No debes beber tanto.
君はそんなに飲んではいけない
「deber de +不定詞」で使われることもあります。
こちらは「~に違いない、~のはずだ」という「推量」の意味になります。
Ella no ha venido. Debe de estar en la oficina todavía.
彼女はまだ来ていない。まだオフィスにいるに違いない
Deben de haber llegado a Madrid ya.
彼らはもうマドリードについたはずだ
気をつけたいのは「deber de +不定詞」の“de”が省略される場合です。
意味は「推測」なのですが、見た目は「義務」を表す形と同じになっていることがあります。
「義務」の意味だとおかしいなと思うときは、「推量」の意味で考えてみるといいかもしれません。
deberには他にも「~に借りがある」「~に原因がある」などの意味もあります。
どの意味になるのか、使われる形や文脈から考えることが必要です。
Te debo 50 euros.
私は君に50ユーロの借りがある(借りている)
¿A qué se debe la crisis económica?
経済危機の原因は何にあるのか
“deber”は「~するべきだ」以外にもたくさんの意味があるので注意しましょう!