痛みなくして栄光なし
2018.04.24“sin dolor sin gloria” 「痛みなくして栄光なし」
サンティアゴ・デ・コンポステーラを目指す巡礼の旅は、スペイン国内からだけではなくフランスやポルトガルからも道があることをご存知ですか?かつて昔の人は、大きなつばのついた帽子にマントをはおり、ほたて貝を首からぶらさげてひたすらサンティアゴを目指して歩き続けたのでした。よく使われるルートである、フランス国境付近からスタートして最終地点のサンティアゴに行くコースであれば、通常約800kmの全行程ですが、近頃は移動手段や距離も随分カスタマイズできるようになりました。でも、聖地サンティアゴを目指す人達の精神は今も不変です。気の遠くなる様な距離を歩く間は、まさに自分との戦いの時間でもあるでしょう。ちなみに、日本の巡礼の旅、四国88ヶ所の全行程は約1400キロです。これはフランスのパリから最終地点のサンティアゴまで歩いた距離とほぼ同距離だそうです。
これらの美しいバラは、スペインのcartulinaという上質の画用紙で作られています。毎年サンティアゴの巡礼の旅に日本から行かれていて、ADELANTEでもサンティアゴのセミナーを開催されているS氏が、旅行中出会う人々に配ったり、作り方をレクチャーして帰るそうで、貰った人は皆「Origamiだ!」と大変喜ばれるそうです。