スペイン語で使われている日本語の言葉
2022.02.02毎日使う言葉の中には外来語と呼ばれる外国語から来た言葉がたくさんありますね。
たとえば、アドバイス、アクセス、システムなどの言葉は英語から来ていますが、日常的によく使う言葉になっています。
日本で使われている外来語の多くは英語から来ていますが、他にもいろいろな国から来た言葉があります。
では、スペイン語で使われている日本語の言葉はどれくらいあるのでしょうか?
現在、スペイン王立アカデミー(RAE)の辞書には59個の日本語由来の言葉が記載されているそうです。意外に多い感じがしませんでしたか?
どんな言葉がスペイン語で使われているのか、いくつか見ていきましょう!
Soja
「大豆」を意味するスペイン語。日本語には「soja」にあたる言葉はなさそうに思えますが、「醤油(shoyu)」から「soja」になったそうです。「醤油」は「salsa de soja」と言います。
Zen
「禅」。サンスクリット語の「dhyāna(ディヤーナ)」を中国語に音写した「禅那(ぜんな)」を略したのが「禅」で、精神を集中して真理を追求して、無我の境地に至ることを意味します。
Futón
「布団」。畳の上に敷いて寝るための寝具ですが、なぜこの言葉がスペイン語に入ったのかちょっと不思議な気もします。
Manga
「漫画」。漫画やアニメは日本の文化の一部となっていて、スペインにも日本の漫画やアニメのファンが多くいます。
Tofu
「豆腐」。ヘルシーなイメージの日本食の代表格的存在ですね。
Karaoke
「カラオケ」。日本のようなカラオケのお店はスペインにはあまりありませんが、カラオケで歌って対決するテレビ番組があったりします。
Tsunami
「津波」。津(港)押し寄せる大きな波を意味します。地震や海底火山の噴火などの原因によって海水が移動して起こります。葛飾北斎の波の絵はヨーロッパの画家に大きな影響を与えたと言われていますが、「tsunami」という言葉がスペイン語に入ったのと関係があるのかはわかりません。
Biombo
「屏風」。なぜ「ビオンボ」という音になったのかも、なぜ「屏風」という言葉がスペイン語に入ったのかもとても不思議です。珍しいインテリアとして入ったのでしょうか。
Origami
「折り紙」。スペインでは折り紙のことを「papiroflexia」というそうですが、スペイン以外のスペイン語圏では「origami」ということが多いそうです。
Emoji
「絵文字」。SNSなどでよく使われる「絵文字」という言葉もスペイン語で使われています。2019年の今年の言葉の候補にもあがっていました。
Kaki / Caqui
「柿」。果物の「柿」もスペイン語で使われています。スペインのスーパーなどで柿を見かけることもあります。
いろいろな種類の言葉がスペイン語で使われているのに驚いた人も多いのではないでしょうか。これはどうかな?という言葉があれば、RAEの辞書で調べて見てください。Del jap.とあれば日本語由来の単語です。