動物の鳴き声は言語によってどう変わる?
2026.09.17
ニワトリの鳴き声は日本語では「コケコッコー」、英語では “cock-a-doodle-doo” ですが、スペイン語ではどう鳴くのでしょう?他の言語ではどうなるのでしょうか?
ニワトリ
スペイン語では、ニワトリは”kikirikí (またはquiquiriquí )” と鳴きます。ドイツ語では “kikeriki” で、かなり似ています。イタリア語では “chicchirichì”、フランス語とボルトガル語では “cocorico”で、違う鳥のように聞こえますね。
英語では “cock-a-doodle-doo” 、ロシア語では “kukarékú”、アラビア語では “kukuryū”、中国語では漢字では喔喔喔または公鸡喔喔叫で、発音は “gōu gōu gōu”だそうです。
韓国語では “kko-kki-o”で、トルコ語では “ü-ürü-ü”。トルコ語の鳴き声はあまりにも違って驚きです。オランダ語では “kukeleku”で、”e” の音が多い目です。スペイン語の鳴き声では “i”が多いですね。
ニワトリは同じように鳴いているはずなのに、なぜこんなにも言語によって鳴き声が変わるのでしょうか。それは、人間が、聞こえた鳴き声を自分の話す言語の発音や韻律のシステムに合うように区切って解釈するからだそうです。
オノマトペ(擬音語)は聞こえた音を聞こえたままに表したものですが、その過程では、人間の耳は自分の話す言語に合うように聞き、言語のシステムに合うように翻訳されているのです。
また、もともとは聞こえた音をそのまま真似た言葉だったのに、現在ではそんな背景を意識せずに使われている言葉がたくさんあるそうです。たとえば、スペイン語で “murmurar”(ささやく、つぶやくの意味)は、小さい声で話すときの様子の “mu-mu” からできた動詞で、”burbuja” (泡、あぶくの意味)は泡から発せられる “blu blu, glu glu”という音からできた名詞です。
イヌ
同じことが犬の鳴き声でも起こります。スペイン語では “guau guau”、英語では “woof woof” または “bow wow”、フランス語では “ouaf ouaf” と鳴きます。
ドイツ語では “wau wau”、イタリア語では “bau bau”、ロシア語では “gav gav”と鳴くそうです。韓国語では “meong meong”、中国語では “wāng wāng”、トルコ語では “hav hav”、アラビア語では “haw haw”、スアヒリ語では “mbwa hufanya”または単に “bau”。
日本語では “ワンワン(wan wan)”と表現される音がこんなにも違う形で表現されるのは、その言語の持つシステムに合うように解釈されるためですが、似ているとされている言語間でもかなり違いがあるのが面白いですね。
時計の音
機械的な音でも同じように違いが見られます。たとえば、時計の音はスペイン語、フランス語、ドイツ語、イタリア語では “tic-tac”、韓国語では “tik-tak”と表されます。ここでは一致するように思えますが、英語では “tick-tock”、日本語では “チクタク”、中国語では “dī-dā”と表現され、やはり違いが見られます。













