バルセロナ市に燦然と立つ大聖堂サグラダ・ファミリアですが、やはり世界的な重要文化財であるため、入場料はそれなりにします。でも地元の人たちは「入場料を払わなくても入れる」裏ワザを知っているのだとか……！？　もしタイミングが合えば、合法的に無料で中に入れるかもしれません。それはどうやるのでしょうか？

 

ミサに行くことです。

 

観光スポットである以前にサグラダ・ファミリアはカトリックの教会なので、日曜日にはミサがあります。入場自由です。早朝、なるべく8時までに教会へ行って列に並びましょう。定員オーバーにならなければ9時からのミサに参加できます。このことは地元の人も観光客も、知っている人は知っています。ミサの参加者は、必ずしも敬虔な信者たちばかり、というわけではないようで、聖体を拝領する人は参加者のうち20%にすぎないそうです。

ただしこの方法で中に入った場合は、ミサが行われている間は写真撮影は控えておきましょう。司祭がラテン語で「イテ・ミサ・エスト（行け，汝らは去らしめられる）」と唱えたら儀式が終わります。それが聞こえて参加者たちが立ち上がり始めたら、スマホでセルフィーを撮ったり建物の内観写真を撮ったりするのは大丈夫です。

さてこの方法を知って、サグラダ・ファミリアで実践してみますか？　入場料は最低でも17ユーロ（2000円強）するので、ダメ元で試してみるのもいいかもしれませんね。とはいえヨーロッパの教会を訪れたら、ちょうどミサの最中だった、ということはよくあります（教会によっては入れないこともあります）。ミサが行われている間はなるべく静かに見学するようにしましょう。