“cara”「顔」のつく表現:
tener más cara que espalda, tener mucha cara, ser un caradura
2021.10.12
「顔」は体の中でも一番目立つ部分ですね。
そのためか、日本語でも「顔」という言葉のつく表現がたくさんあります。
たとえば、「顔が広い」「顔に泥を塗る」「顔が立つ」「厚顔」などはよく聞くと思います。
スペイン語でも同じように“cara”のつく表現がたくさんあります。
– tener más cara que espalda
– tener mucha cara
– ser un caradura
この3つの表現はどれも「ずうずうしい人、厚かましい人、恥知らずな人」に対して使われます。
「背中より顔が大きい、顔が大きい、顔が硬い」という文字通りの意味ではないので注意してください。でも、そこからなんとなく「ずうずうしい、厚かましい」というイメージが想像できますよね。日本語の「厚顔な人」「面の皮が厚い」という表現は“caradura”に似ている気もします。
たとえば、こんなシチュエーションで使われます。
“Tienes más cara que espalda. No has hecho más que escaquearte todo el año pasado del trabajo, no has cumplido tus tareas, no has cumplido los objetivos y encima tienes el morro de pedir un aumento de sueldo.”
「あなたはずうずうしい。去年は仕事をみんな放ったらかして、自分のやるべきこともやらず、目標も達成しないし、おまけに給料の値上げを要求するなんて厚かましすぎる」
やるべきことをしないで要求だけするなんて厚かましいですよね。
ここで出てきたmorroも「顔」の意味があり、特に「caradura=厚かましいこと」意味で使われます。“tener mucho morro”は“tener mucha cara”と同じ意味で使われます。
あまり言われたくない表現ばかりでしたが、耳にすることは多いと思います。
言われないように気をつけましょう!
こちらのビデオでは“caradura”について説明しています。
チェックしてみてください!