タクシー料金の高い国、安い国色々あれど、楽して速やかに移動できるタクシーは便利でありがたいものである。イギリスのCarspring社が調べた「タクシー料金インデックス2017」の調べによると、調査対象世界80か国の中でタクシー料金が1番高い国はスイスのチューリッヒで、最初に必ずかかる初乗り料金が7ユーロ（約905円）、その後は 1kmごとに4.61ユーロ（約600円）だそうだ。同じくジュネーブも1km走行ごとに2.87ユーロ（約370円）。

 

そして日本は第3位で、1kmごとに2.50ユーロ（約330円）となっている。ちなみに、成田空港から東京の中心地への料金は、160ユーロ（約2万700円）かかる。次にロンドンが4位で、1kmごとに2.47ユーロ（約320円）、ベルリンとアムステルダムは、似た料金で2.03ユーロ（約260円）・・・タクシーを利用することは贅沢消費なのであって、本当に必要な時しか利用しなくなるのである。反対に、カイロは世界で一番タクシー料金が安く、1km9センティモ（約12円）とチューリッヒの31分の1に当たる。バンコクやモスクワも同等に、15〜23センティモ（約19円〜30円）、メキシコやジャカルタの24センティモ（約32円）、インドで26センティモ（約35円）と続く。

 

最後に、スペインはどうかというと、マドリードで平日だと、初乗り2.40ユーロ（約310円）、kmごとに1.05ユーロ（約136円）、バルセロナで初乗り2.15ユーロ（約280円）kmごと1.13ユーロ（約146円）である。

 

 

スペインでタクシーに乗る時のコツ

一番最初にタクシーの運転手さんに、¡Hola!と必ず挨拶をしよう。そして車内に乗り込む前に目的地の載った地図を見せながらでも良いので、行きたい場所をはっきり伝えること。たとえスペイン語初心者でも、前もって目的地の正しい発音やスペルなどチェックしておけば恐くない。それを伝え終わったら、だいたい幾らくらい料金がかかるか聞こう。そうすれば遠回りされる可能性も低くなる。料金がわからない、などと返事をするタクシーには乗らない方がいい。料金に納得できたら、荷物を乗せてもらってタクシーに乗り込もう。日本からスペインの空港に着いてタクシーを利用する人も多いと思う。別に固く構える必要もないし、荷物も多いので忙しいとは思うが、気を引き締めていると良いかもしれない。メーターが動いていなければ、勇気を出して疑問を投げかけてみよう。それで怒り出すようなタクシーは怪しい。あと、スペインのタクシーのドアは自動ではないので自分で開け閉めしよう。スピード狂の運転者も中にはいるので、シートベルトは必ず締めよう！