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スペイン、熱波で北部アストゥリアス州でも41度を記録

2022.07.20

日本では蒸し暑い日が続いていますが、スペインでも710日からの熱波で記録的な高温が観測されています。

 

毎年スペインではこの時期に熱波(ola de calor)が来て、最高気温が話題になるのですが、今年の熱波は例年より強烈で、期間も長く、影響する範囲も広いのが特徴のようです。

 

たとえば、例年なら涼しい北部のアストゥリアス州のミエーレスで、17日の日曜日に最高気温41度が記録されました。

 

この地方の7月の平均最高気温が約23度であることを考えると、猛烈な暑さであることがわかります。2016年にも強烈な熱波によりオビエドで37度が記録されていますが、今回はそれを大きく上回りました。

 

今回の熱波は18日には一旦落ち着きましたが、水曜日以降には新たな熱波で気温が上昇すると見られています。

 

710日から16日までの7日間で、暑さが原因で亡くなったとみられる人は510人と発表されています。6月の熱波(611日から18日)では370人が亡くなっており、暑い日が続くにつれ一日に亡くなる人の数も増える傾向にあるそうです。

 

また、熱波が続く中、ガリシアやカスティーリャ・イ・レオン、エストレマドゥーラなどを中心にスペイン各地で山火事が発生しており、多くの人が避難を余儀なくされています。一日も早く鎮火するといいのですが

 

スペインを含めたヨーロッパ各地の熱波が以前よりも増え、しかも長期化しているのは気候変動(cambio climático)によるものと言われています。日本でも局地的な豪雨が増えているのも同じ原因なのかもしれません。

 

まだまだ続く暑い夏、体に気をつけていきましょう。

 

暑さや火事の被害が最小限ですみますように。