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プレゼントを貰うときのマナー🎁スペイン編

2019.03.06

久しぶりに会う友人や知り合い、他人の家を訪ねる時お菓子などの手みやげ、招待してくれた人が好きなものを持って行くことありますよね。プレゼントや贈り物をもらう際、お礼を伝えその場で開けないのが日本流ですが、スペインではそうでないのをご存知ですか。

 

アレハンドロが「そういえば・・・日本に来たばかりの頃、カルチャーショックを受けた!」とエピソードを話してくれました。

 

アレハンドロは来日前オーストラリアに留学していました。そこで出会い仲良くなった日本人夫婦が大阪に遊びにくることになったので、陶器の置物をスペインでお土産に買ってご夫婦と大阪で再会したそうです。

何年ぶりかの再会だったのでとても会うのを楽しみにしていたそうですが、ご夫婦にプレゼントを渡した時、

「あら、どうもありがとう!」とだけ言って渡したスペインのプレゼントは椅子の上に置き、「会えて嬉しいわ。本当に久しぶりね、元気だった?今はなにしてるの?」と全然違う会話が始まり、「え、プレゼントは?・・・ノーコメント?しかも、開けないの・・・?」とても驚いたんだそう。

 

そう、スペインではプレゼントや贈り物を貰ったら必ずその場で開けます!

そして

「わぁ〜ありがとう!ちょうどこういうの欲しかったの!」

「私の好きなブランド!覚えていてくれたのね。」

「この間ちょうど同じようなのを見ていたの!!でも結局買わなかったのよね、何て偶然!」

などとお決まりのフレーズで返します。 スペインではプレゼントは受け取ったらすぐにその場で開けるんですね!そしてプレゼントに対して感想も付けます。たとえそれが欲しかったものでなくても自分の事を思って選んでくれた・買ってくれたことに対して感謝をします。・・・スペインでも社交辞令はあるのです!笑

 

これまでプレゼントを貰うときは『その場で開ける』のが礼儀だと思っていたアレハンドロ。そりゃあ小さい頃からそうするものと見て育ってきた彼にとっては「何で???!」とカルチャーショックですよね。結局ご夫婦とはプレゼントを開封することなく別れたそうで、あのときは何がいけなかったのか、とても考えたとのこと。

 

アデランテではスペインや中南米の留学サポートもしているのでスペインや中南米から語学学校の担当者がオフィスに来られることがあります。有り難い事にたいていどなたも手みやげを持って来社してくださるのですが、スペイン人はみんな口を揃えて「遠慮せず、開けて開けて!私たちスペイン人だからね!!笑」と言います。 ・・・そうです。日本では贈り物を貰う際その場では開けないということを彼らは知っているのです。なので冗談半分で「私たちスペイン人なんだから、日本流じゃなくてスペイン流で大丈夫よ!」と言っているのです。

 

私たちも「いや、そんなことはできない!ここは日本だから開けないよ。・・・って冗談冗談、いますぐ開けるに決まってるよ!一緒に食べるよね?笑」と返すと一気にその場の空気が和むことも。

 

初めて日本に来られる担当者の方は、アレハンドロのように「なにそれ?その場で開けなかったらいつ開けるの?」と不思議そうな顔をされる方がほとんどなのでその方には「いや実はね、日本では・・・」とアレハンドロのエピソードを交えて日本文化を紹介します。笑

 

日本とスペイン、”プレゼントを渡す”という日常の何気ないことですがこれも異文化。現地ではもっと「え、スペインってそうなの?日本じゃそうじゃないのに・・・」と思うこと、たくさんあります。『百聞は一見に如かず』とよく言いますが留学されて帰国された留学生の方はみなさん、異文化体験・経験をされて帰国します。

 

「たくさんスペインのことを勉強したつもりだったから、頭では分かっていたけど実際に経験して自分の目で見て触れたりしたら「あ、本当なんだ」って思いました」

「夜ご飯の時間ってスペインは本当に遅いんですね、お陰で太りました!笑」

「仕事が全てじゃない。と思っている人が多いと感じました。スペイン人は人生を楽しむのがうまい!1ヶ月の短期留学でしたが人生観が大きく変わりました!」

 

 

現地に行くからこそわかること、経験できること、本当にたくさんあります。留学は1週間からでもできるので大学生のみならず、高校生、社会人、主婦、シニアの方でも、年齢・性別問わず可能です。

 

少しでもスペイン留学にご興味がある方はお気軽にスペイン留学.jpまでお問い合わせください。

 

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