Blog ブログ

華麗なる?レティシア妃のこれまで

2019.09.30

以前スペイン国王一家のファミリールックの記事を書きました。

たまにはスペインのゴシップ記事を。

 

スペインのレティシア王妃は皆さんご存知ですよね。国王とお二人で美男美女カップルと言われています。

 

レティシア妃は1972年生まれで現在、47歳。貴族制のスペインで、初めて一般市民出身の王妃になりました。こう聞くと、英国のキャサリン妃と重なるな〜と思われる方もいると思いますが、レティシア王妃は国王と結婚する前、スペイン国営テレビやCNNのニュースキャスターで、世界同時多発テロやイラク戦争も取材したことがある本格的なジャーナリストでした。2002年当時、フェリペ王子がある事故現場でレポーターとして実況中継するレティシアを見て、ひと目惚れしたという噂です。

 

フェリペ6世は友人の家でディナーパーティをセッティングし、(日本でもある友人を交えた食事会ですね。なんだかスペインの方が楽しそう。笑)レティシアとの再会を果たし交際をスタートさせました。ですが、レティシアは高校時代に教師と10年の交際を経てゴールインするも、わずか1年で破局。離婚はタブーとされているカトリック国スペインで、「離婚歴のある平民の女性と将来の王が結婚するなんてありえない」との批判も当時あったそうです。フェリペ6世の父で当時王だったフアン・カルロス1世は、「身内に敵を招き入れるようなもの」とまで言っていたとか。階級差別がほんの数十年前まであったことに驚きですね・・・

 

ところが、未来の国王となるフェリペ6世は王族や国民からの反対の声に対して、「彼女と結婚できないなら王位を捨てます!」と宣言! 周囲を押し切って2003年11月に婚約を発表し、2004年5月に結婚しまた。ちなみにマドリードの宮殿で行われた披露宴には、日本から皇太子(現在の天皇陛下)も出席しています。

 

まるで恋愛映画に出てくるようなドラマチックなセリフを言い、愛を貫いたフェリペ6世には思わずうっとりしてしまいますね〜。

 

ですがレティシア王妃には結婚後も黒い噂が…。フェリペ国王の母であるソフィア前王妃との不仲説、妊娠中絶を受けた過去を弁護士の従兄弟にもみ消してもらったというスキャンダル、さらにあの美貌は何度も美容整形を繰り返した結果だという噂まで……。国王を手に入れた彼女に対して周りからのバッシングは相当なものだったでしょう。

 

2005年にレオノール王女、2007年にはソフィア王女が誕生し、幸せな家庭を築いている彼女。キャスター時代は30歳以下で最も優秀なジャーナリストに贈られるラーラ賞を受賞し、スペインで知らない人はいないと言われるまでになった根性の持ち主。国を支える国王の奥様は皆さんの想像を越える強靭なメンタルの持ち主のようです。