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マドリード、地下鉄の新路線を無人化に

2022.09.03

安くて早く目的地に行けるので、地下鉄(metro)はマドリードの市内を移動するのにとても便利ですね。
そして、地下鉄とRenfe(スペインの国鉄)の近郊線(cercanías)、中長距離線、高速鉄道にバスを使えば、スペインのほとんどの場所に行けてしまいます。

現在、マドリード北部とチャマルティンを結ぶ地下鉄の新路線が計画されており、運行コスト削減と安全性の向上の為、運転士のいない無人運転になる予定です。

新路線はマドリード郊外のMadrid Nuevo Norte地区と既存のチャマルティン駅を結び、Centro de Negocios駅、 Fuencarral Sur駅、Fuencarral Norte駅の3つの駅が新設されます。
長さは約3キロで、3年後に運行を開始する予定です。

完成は2029年の予定で、チャマルティン駅に乗り継ぎ施設が建設されます。
というのもチャマルティン駅で、高速鉄道、中長距離鉄道、近郊線、地下鉄の4つの交通機関が停車することになるので、スムーズな乗り継ぎのための施設が必要になるのでしょう。
さらに、市内や郊外をつなぐバスの乗り場や駐車場も用意される予定です。

新路線の1日の利用者数は4万人が見込まれており、第1期の工事は2023年に開始し、費用は2億9000万ユーロとなっています。

現在、チャマルティン駅とアトーチャ駅との連絡を改善する計画も進んでいるようなので、ますます便利になりそうです。