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スペイン語ブーム到来?!

2019.08.01

ここ最近でスペインリーグで日本人のサッカー選手の活躍が目立ちますね。レアルマドリードに入団した久保選手がそうで、ほぼ毎日のように公式SNSで近況があがっています。日本とスペインのみならず世界のサッカーファン、サッカー関係者が注目していることは言うまでもないでしょう。

 

先日7/31に行われたアウディ杯準決勝では後半に途中出場し、わずか9分という短い時間で合計3本のシュートを放ちました。スペインのスポーツ紙、as.comでも話題になっています。

 

なぜ久保選手がすぐにレアルのチームにとけ込み、スペイン語を流暢に話せるか、7/30付けのダイアモンドオンラインで記事になっていました。

 

ご存知の方も多いかもしれませんがバルセロナの入団テストに合格しわずか10歳でカンテラ(子ども向けのサッカー環境が整った育成センター。バルサのみならず多くのチームがカンテラを所有しています)での寮生活をスタートさせました。ここはスペイン・カタルーニャ出身の子どもや家族で移住してきた外国人だけが住めるところで、必然的に寮内でのコミュニケーション言語はカタルーニャ語です。

 

スペイン語を勉強している方ならご存知ですよね。スペインにはスペイン語=カステジャーノ語の他に、カタルーニャ語、バスク語、ガリシア語、バレンシア語等が各地方で話されています。これらの地方出身のスペイン人は小さい頃からカステジャーノ語に加え、カタルーニャ語などが話せるのです。家族によれば家族間の会話はバスク語のみ、祖父母と話す時はガリシア語で話す、といった家庭もあります。カタルーニャはスペイン国内でもカタルーニャのカラーが濃い地域で、街の看板等の表記も、カタルーニャ語、カステジャーノ語、英語、の順が大半です。

 

念のため書きますが、カタルーニャ語が話せるからといってカステジャーノ語も話せるようになる訳ではありません。久保選手はカタルーニャ語を学ぶ傍らか、その後でカステジャーノ語も習得したのでしょう。

 

幼少期からカタルーニャ語に触れて育てばこれまで全く話したこと・聞いたことが無くても彼の努力と環境で流暢に話せるようになったのでしょう。現に久保選手はいま、英語も習得していてチームメイトのベルギー代表アザール選手と英語で談笑するシーンが話題になりましたね。

 

 

海外でプレーするとき、スペイン語や英語の必要性を小さいときに育った環境からよくわかっていたのでしょう。弊社のスペイン人ネイティブ講師も皆口を揃えて、「スペイン語がうまい!」「彼のアクセントから短期間で身につけたものでなくて、長い時間かつ幼少期から触れていたことが話し振りから分かる」と言っていました。

 

私たち日本人からしたら「スペイン語ペラペラですごいな〜」止まりですが、ネイティブ目線だと彼のスペイン語の実力がよくわかりますね。インタビューをしていたスペイン人が話すスペイン語、話すスピードが早いなという印象を受けましたが聞き返すこと無くスペイン語で返答していたのにはスタッフも思わず、「おお〜!凄い!」となりました。

 

スペイン語の話者はいま世界で5億7200万人いると言われており、あと半世紀もしたらこの数は7億5400万人に達するセルバンテスが発表しています。スペイン語はせ世界で2番目に話者が多い言語です。

 

これから海外や世界で活躍を考えている小学生中学生高校生の皆さん、英語だけ話せれば良い時代ではないのかも…?小さい頃からスペイン語や外国語に親しむ機会、外国人と触れあう機会を作る、留学する、海外旅行に行くなど今いる環境でできることから初めてみるのも良いかもしれません。

 

スペイン語が公用語の国はスペインと中南米のメキシコかから南、ブラジル以外で約20カ国。スペイン・チリ・アルゼンチンともワーホリが始まっていますし日本に来ているスペイン語・スペインブーム、何より日本人の活躍が嬉しいですね。

 

久保選手が話すスペイン語を聞いて、「私もああなりたい!かっこいい!」と思った方はぜひアデランテでお喋り好きで楽しいスペイン人講師とスペイン語を学びましょう〜!!