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エスプレットの赤唐辛子

2018.11.20

スペインとフランスをまたぐバスク地方。ヌーヴェル=アキテーヌ地域圏で、ピレネー山脈の麓アトランティック県にあるフランス側の町、Ezpeleta(エスプレット)で作られる赤唐辛子は、毎年10月「唐辛子祭」が行われる頃、深紅のカーテンのごとく家の外壁や窓に吊り下げられます。夏に収穫した唐辛子を、日光によくあてて乾燥させたあと粉末にして料理に使うのですが、その日干しする際に、家の外壁を利用して乾かす時期の青い空、眩い白壁と赤のコントラストはそれはそれは美しく、1度でも訪れるとたちまちこの町に恋してしまい、一生心の中に深く印象として残ると言われているほどです。

 

 

 

 

バスク地方における赤唐辛子の栽培は、コロンブスとともに、アメリカ大陸に出向いたバスク人が持ち帰った時からだそうです。エスプレットの町は、もともと古くはナバラ王国の貴族であるエスプレット男爵家が治めており、今でも男爵家の居城であったエスプレット城が残っています。町は、30分もあればぐるりと一周できてしまうほどこじんまりとしており、1番有名なお土産品は、エスプレット産赤唐辛子入りチョコレートです。辛いものが苦手なスペイン人と言われますが、この地域の人たちは特別で、エスプレットの郷土料理には赤唐辛子を使ったものが非常に多いのです。

 

 

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