2018年10月3日 ABCWeb記事より

 

自分の子供の宿題を手伝うべきか否か？「宿題をするように促すのは良いが、宿題を手伝うことはお勧めではない」との結果が、この度カタルーニャ教育政策評価機関（Instituto Catalán de Evaluación de Políticas Públicas educación）の調べで分かりました。親が子供の宿題に関心を寄せたり、子供に宿題のルーティンをきちんと守らせることは良い影響を与えることは間違いないし、宿題だけでなく読書を勧めたり、学校での学習内容について話し合うことは、大変子供にとって大切なことです。

 

しかし、宿題の有無を確認したり認識はしても、実際の彼らの宿題に手を出すことは 禁忌だそうです。つい最近までは、親が子供の宿題を手伝うことが良いと解釈されていましたが、全くの逆説であることが判明したのです。先の調べによると、精神的にも親子にとってあまりメリットが無く、子供が宿題を自発的にさせる為には、逆に口を挟みたい気持ちをぐっとこらえて様子を見守ることが大事なのです。また、宿題をうるさく言っても学校の成績に何の良い影響が出ないとも言われています。

 

スペイン人の親は宿題にうるさい？

 

子供の宿題に口出しはしても、実際に親が手伝うかどうかはスペインでも家庭によると思います。スペインも毎日ではありませんが、宿題は出ます。小学校の頃から結構レポートを書かせる宿題もあって、下調べに、インターネットで検索したい時などは手伝ったとしても、作成には手出しは禁物なのでしょう。もう「¿Has hecho los beberes de hoy?」と聞かずともちゃんと自分で自己管理できている状況がベストなのです。