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スペインで水道水が美味しい街はどこ?

2021.11.13

体の60%を占める水分。十分な水分を取ることは健康のために大切ですね。
では、何を飲みますか?

 

スペインの消費者団体(Organización de Consumidores y Usuarios (OCU))は水道水を飲むことを勧めています。
スペインの水道水は良質でしかも経済的だからです。

 

OCUで60のムニシピオ(スペインの地方自治体の最小単位である基礎自治体のこと)を調べたところ、19のムニシピオの水道水が非常に良質、36のムニシピオが良質でした。大半の水道水が良質といえますね。
とは言ってもスペイン全土で水道水が美味しいわけではないことも認めています。

 

水道水が非常に良質なのは、ブルゴス、サン・セバスティアン、ラス・パルマスでした。
ブルゴスの水はミネラルが非常に少なく、塩素(カルキ)も少ないそうです。さらに、汚染物質もなく、値段もスペインの水道水の平均価格より安いので文句なしです。サン・セバスティアンの水道水はミネラル分は少なめ。わずかに銅が含まれることが水質検査でわかりましたが、これは水道管によるものだとのこと。価格も安いです。3位のラス・パルマスも水源が少ないながら良質の水だそうです。


水源や衛生面、汚染物質などを分析した結果、水質があまりよくないとされたのは、パルマ・デ・マヨルカ、ウエルバ、バルセロナ、シウダー・レアルでした。

 

水道代を見ると、平均的な家庭の1年間の使用量175m3の料金の平均は301.15ユーロ。
地域によってばらつきがあり、たとえば、パレンシア、オーレンセ、グアダラハラ、ソリアでは180ユーロ。
一方、ムルシアやバルセロナでは500ユーロを超え、価格差は2.5倍にもなります。
北部の雨の多い地域は比較的料金が安いところが多く、南部は高いところが多いようです。

 

スペインは日本ほど水が豊富でなく料金が高い場合もあるため、ホームステイする場合にシャワーの時間を10分以内というように言われることもあります。電気もマメに消すように言われたりします。

 

大切な水。大事に使いたいですね。