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語根母音変化動詞をマスターしよう!

2024.03.30

スペイン語の動詞は、規則的に活用する動詞と不規則に活用する動詞があります。

規則的に活用する動詞は、語尾の形(-ar, -er, -ir)によって活用の仕方が決まっています。

不規則動詞は規則動詞の活用とは違う活用をするので一つずつ覚えていく必要がありますが、不規則動詞にもある種のパターンはあるので、慣れてくれば覚えやすくなってくると思います。

この不規則動詞の中に、語根母音変化動詞というものがあります。

語根母音動詞は、語尾は規則活用と同じ形で活用しますが、語根の母音が変化します。規則活用動詞と不規則活用動詞の中間的な存在と言えます。

語根というのは、動詞の語尾 -ar, -er, -ir を取り除いた部分です(たとえば、contar → cont- の部分)
語根変化動詞は、この語根の中の母音が活用するときに変化する動詞です。

語根母音の変化のパターンは5つあります。

変化の仕方該当する動詞
e → iepensar, perder, sentir, preferir, querer, empezar など
o → uecontar, mostrar, volver, dormir, encontrar, costar など
e → ipedir, repetir, seguir, conseguir など
u → uejugar のみ
i → ieadquirir, inquirir

いくつかの動詞の変化を見てみましょう。

pensar (e → ie)

単数複数
一人称piensopensamos
二人称piensaspensáis
三人称piensapiensan

dormir (o → ue)

単数複数
一人称duermodormimos
二人称duermesdormís
三人称duermeduermen

pedir (e → i)

単数複数
一人称pidopedimos
二人称pidespedís
三人称pidepiden

ここまで見てきて、なぜ複数形の一人称と二人称の母音は変化していないの?と疑問を持たれた方がいると思います。全部同じように変化してくれた方が楽なのに、と思う方もいると思います。

語根母音はアクセントが置かれるときにだけ変化します。一人称複数、二人称複数では語根母音にアクセントが置かれないので変化しません。(アクセントについてはこちらを参照してください。)

覚えるときは、どのパターンで活用する動詞かを確認して、同じパターンの他の動詞も見ていくようにしましょう。活用がわからないときは、面倒がらずに活用表で確認しましょう!

語根母音の変化のパターンに慣れると、他の不規則変化動詞や現在分詞も覚えやすくなります。