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スペイン語のアウトプットをどう進める?

2024.04.06

語学はまずはインプットして、それからアウトプットするのが大切!とよく聞きますね。

確かに、子どもが生まれてきて、母国語を話し出すのは2歳から3歳です。その間に周りの人が話すのを聞いてインプットをしていると言われています。

大人が外国語を学ぶ場合も、基本的には子どもが母国語を学ぶプロセスと同様ですが、大人は思考力があるので戦略的に進めていける部分もたくさんあります。

留学すれば聞いて話す機会が格段に増えるので、話せるようになるまでの時間は短くなるでしょう。
でも留学しないと話せるようにならないわけではありません!

インプットからアウトプットをどう進めていくかを考えてみましょう。

1. まずは基礎文法をざっと理解しよう

言語の学びはじめはインプットが中心になりますが、まずは基本的な文法を理解しましょう。
自分に合った文法のテキストを1冊やってみるといいでしょう。

2. 理解可能なものでインプット

文法がざっと理解できたら、80%から90%理解できるものを読んだり聞いたりしてインプットを進めていきます。

A1, A2…のようにレベル分けされた学習用の書籍やオーディオ教材、動画などを利用するといいと思います。その際、オーディオ教材や動画なら、自分が聞き取れなかった部分を確認できるトランスクリプト(文字原稿)があるものをなるべく選びましょう。

自分が好きなジャンルのものを選んで、楽しみながらインプットしましょう。

3. 日記や独り言でアウトプットの基礎練習

ある程度インプットが進んで、自分の言いたいことがだんだんと言えるようになってきたら、アウトプットの練習をしていきましょう。

ここで、「じゃあ、ネイティブと会話の練習をしよう!」と思われる方が多いと思います。
でもその前に、会話をする準備となる練習を取り入れましょう。
それは、日記や独り言です!

なぜ会話する前に、日記や独り言で練習するのか?
会話では、自分の話したいことだけを話すわけではないですよね。相手の話を聞いてそれに応えて、会話が続いていきます。話題がどんどん変わっていくこともあります。
会話って、かなりレベルの高い活動なのです。いきなり会話しようとして、

日記や独り言なら、自分の言いたいことを好きなだけ時間をかけて考えることができます。辞書やネットを使ってどういうかを調べることもできるし、間違っても恥ずかしくありません。いきなり会話の練習をして、自分の言いたいことを言えず、相手の言うことも理解できないくて落ち込むこともありません。

この「自分が言いたいことを時間をかけて言う・話す」練習が会話をするための基礎になります。
今まで読んだり聞いたりしてインプットしたものから、自分の言いたいことを表現する方法を引き出す練習になります。最初は時間がかかりますが、少しずつスピードも上がっていきます。

わざわざ日記を書いたり、独り言を言わなくても、頭の中で考えてもいいのでは?と思うかもしれませんが、文字に書いたり言葉に出して話すことで脳がしっかり働き、記憶にも残りやすいそうです。

最近は「言語化する」ことの重要性が話題になることが多いですが、外国語の学習でも意識してアウトプットしていくことが大切です。

4. 日記や独り言と並行して会話練習

日記や独り言でアウトプットすることに慣れたら、並行して会話練習もしていきましょう。
なかなか会話の機会がない場合は、オーディオ教材や動画を使って会話的な練習をすることもできると思います。

会話は相手の言うことを聞いて、自分の言いたいことを話すと言うことの繰り返しです。
自分が読んだり聞いたりして理解できることしか話せません。
学ぶプロセスを楽しみながら、進めていきましょう!

Adelanteのシャドーイングの動画やり方のブログも利用してみてください!