Perífrasis verbalesを使いこなそう!③過去分詞
2024.07.31①、②で動詞の原形(不定詞)、現在分詞を使ったperífrasis verbalesを見てきました。
最後は過去分詞(participio)を使った表現を見ていきましょう。
過去分詞を使った表現は、ある動作の結果的な状態や最終的な状態などを表します。
まずは、過去分詞の形を確認しておきましょう。
過去分詞の語尾は、ar動詞では-ado、er動詞とir動詞では-idoになります。
・hablar → hablado ・comer → comido ・vivir → vivido
不規則形では、-to, -choの形になるものがあります。
・abrir → abierto
・decir → dicho
一般的に過去分詞は動詞の形容詞形で、形容詞的に働きます。
名詞を修飾する場合は、修飾する名詞の性と数に合わせて変化します。
では、よく使われる表現を見ていきましょう。
- ● estar + participio : 「〜された状態である、〜されている」
– La puerta ya está cerrada. そのドアは閉まっている。
– El suelo está mojado. 地面は濡れている。 - ● tener + participio : 「〜された状態で持っている、〜してある」(ある動作の結果的な状態に焦点が置かれている)
– Tengo guardada la ropa de invierno. 冬服はしまってある。
– Ya tengo preparada la cena. もう夕食は用意してある。 - ● llevar + participio :「(継続する動作において) 〜したところだ」(その時点までに蓄積した動作の量に焦点が置かれている)
– Llevaba recorridos cinco kilómetros. 彼は5キロ進んでいた。(進み続けていた)
– Lleva publicadas seis novelas. 彼女は6冊の小説を出版している。(今も小説を書き続けている)
perífrasis verbalesのいろいろな表現を見てきました。
ここで見た表現を実際に読んだり聞いたりしたら、「こういう状況で使うのか」「こんなニュアンスで使えるのか」と観察してみると自分でも使いやすくなると思います。