インフルエンザと予防方法についてのスペイン語の表現
2020.01.24寒くなってくると、風邪やインフルエンザの流行が気になりますね。スペインでも同様で、この時期はスペインの厚生省から予防についての情報が出されたりします。完全に予防することは難しいかも知れませんが、少しでも感染の可能性を減らしたいものです。そこで、今回はインフルエンザと予防方法についてのスペイン語の表現を見ていきましょう。
Es muy importante cuidar la higiene propia para prevenir el contagio de gripe.
(インフルエンザの感染を予防するには、一人一人が衛生面で気をつけることがとても大切だ)
インフルエンザのウイルスは、主にウイルスに感染した人の咳やくしゃみ、喋るときに出る唾液や鼻水の飛沫で人から人に移るので、衛生面に気をつけるのは必須です。インフルエンザは(la)gripeといいます。prevenirは「防ぐ」。evitar el contagioでも「感染を防ぐ」と言えます。「インフルエンザにかかる」はcontagiarse de gripe/ coger la gripeなどが使えます。
El virus de la gripe se transmite de persona a persona.
(インフルエンザウイルスは人から人に移る)
transmitirは「(病気を)移す、感染させる、伝える」。ここではtransmitirseで「移る、伝わる」の意味になっています。
Los médicos recomiendan lavarse las manos con frecuencia, llevar una vida sana y evitar compartir vasos, cubiertos y toallas.
(医者は、手を頻繁に洗うこと、健康的な生活をすること、コップや食器、タオルの共有を避けることを推奨している)
lavarse las manosは「(自分の)手を洗う」。「健康的な生活をする」はllevar una vida sanaで言えます。llevarはいろいろ使える便利な動詞なので、見かけたらどのような意味で使われているかチェックしてみてください。compartirは「共有する、共用する」。
Cuando tosamos o estornudemos es mejor taparse la boca y la nariz con el brazo o con un pañuelo desechable.
(咳やくしゃみをするときは、口と鼻を腕やティッシュで覆う方がよい)
日本でも咳やくしゃみをするときは手やハンカチなどで覆うように言われていますね。toserは「咳をする」、estornudarは「くしゃみをする」。「咳が出る」はtener tosと言えます。taparは「覆う、蓋をする」。スペインの小皿料理のタパス(tapas)はtaparやtapa(蓋)から来ています。手は頻繁に洗って、ハンカチよりもティッシュを使いましょう。
Si ya tenemos alguien con gripe en casa, los médicos aconsejan ser más escrupuloso con la limpieza de las superficies comunes (pomos de puertas, lavamanos, tiradores).
(すでにインフルエンザにかかっている人が家にいる場合、医者は共用部分(ドアノブ、洗面台、取っ手)の清潔により気を配るように勧めている)
みんなが触るドアノブや扉や家具などの取っ手、洗面台は感染源になりやすい場所。aconsejarは「助言する、勧める」。limpiezaは「清潔」、limpiarは「清潔にする、掃除する」。
La recomendación de los médicos es quedarse en casa para asegurarse de no transmitirlo a otras personas.
((インフルエンザにかかったら)他の人に移さないように家にいることを医者は勧めている)
インフルエンザにかかってしまったら、早く治すためにも、他の人に移さないためにも家にいるようにしましょう。quedarse en casaで「家にいる」。quedarもいろいろな意味で使われる動詞なのでチェックしておきましょう。
日本ではよく予防のためにマスクを使いますが、スペインではあまり見かけません。「マスク」はmascarilla quirúrgicaと言います。
まだしばらく寒い日が続きそうです。ここで挙げた予防のポイントに気をつけて、冬を元気に乗り切りましょう!