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「食べ過ぎた」をスペイン語でどういう?

2023.01.11

年末年始、美味しいものを食べる機会が多かったのではないでしょうか。
「食べ過ぎた」と嘆いている方もいるかもしれませんね。

スペインでは1月6日までがクリスマスなので、飲んだり食べたりする機会がさらに多そうです。
出費もかさむので、1月は“cuesta de enero”(1月の坂)でやりくりが大変な月になります。

スペイン語で「食べ過ぎる」をどう表現しますか?

comer mucho 「たくさん食べる」

comer muchísimo 「すごくたくさん食べる」

comer demasiado 「食べ過ぎる」

などがまず思い浮かびますね。

これ以外に日常的によく使われるponerse を使った表現があります。

一つ目は “ponerse morado/ morada”です。

文字通りの意味は「紫色になる」ですが「たくさん食べる、食べ過ぎる」を意味します。
食べ過ぎると息苦しくなって顔色が悪くなることがあるため、こんな表現が生まれたようです。

二つ目は“ponerse las botas”です。

これはもちろん「ブーツを履く」という意味で使われることもありますが、
「存分に食べる、食べ過ぎる」という意味でも使われます。


なぜ、「ブーツを履く」ことが「存分に食べる」に意味になるのかと思いますね。
昔は革製の足をしっかり守るブーツのような履物を履けるのは豊かな上流階級の人たちだけでした。
庶民はサンダルや草履のようなものを履いていました。
上流階級の人は食べるものに困ることなく、存分に食べることができました。
ここから、この表現が生まれたそうです。

Me he puesto morado/ morada.
Me he puesto las botas.

年末年始にこの表現を聞くことが多いかもしれません。
覚えておいてください!