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スペイン人と日本人の休暇の違い

2020.09.29

 

海外に行くとよく日本人は休みを取らない、勤勉であると言われることが多々ありますが、実際はどうなのでしょうか?

最近少しずつ働き方改革により日本も変わってきましたが、日本の有給休暇消化率は約50%と世界の中でも稀に見る低さだそうです。

 

意外なことにオーストラリアやアメリカもワーストの日本を追う順位になっていますが、それでも消化率は約70%あり、
日本とは20%も異なります。

 

そしてスペインやドイツでは、なんと消化率が100%!!羨ましい限りですね。

 

休みが少ないと言われている日本は祝日、祭日は世界から見ても多い方なのですが、有給休暇を取得してスペインのような2週間〜1ヶ月、
長期休暇を取るという習慣は残念ながらまだ根付いていません。

 

その代わりと言ってはなんですが、日本は祝日祭日などを使って、短い休みを複数回取る回数は世界一高いのだそうです。

 

有給日数で見ると、日本は約20日あるうちの消化率が50%なので約10日。
スペインは有給日数が約30日あり、消化率が100%なので約1ヶ月休むことができるということになるわけです。

 

さらに日本の祝祭日は23日、有給休暇と合わせると33日。
スペインの祝祭日は14日、有給休暇と合わせると44日。ここで比べると10日しか違いはありませんが、長期休暇で見ると20日も違いが出ているという結果になります。

 

スペインの人たちは、主に夏に長期休暇を取得することが多く、4月のセマナサンタや12月のクリスマスなどの週に分けて取得する人もいるそうです。

 

長い休みのため、日本人のように短期間でいろんな場所を訪れるような休暇ではなく、ビーチでゆっくりする人が多いように思えます。

人気の場所は、地中海、イビザ島やマヨルカ島のあるバレアレス諸島や、モロッコの西にあるカナリア諸島など、ビーチの綺麗な場所、

コロナウィルスの発生前までは、日本など海外旅行に出かける人も多くなっていました。

 

コロナウィルスによって、テレワークが賞賛され、日本の生産性が悪いことも問題になっている昨今ですが、

皆さんは、1ヶ月長期の休みを取るか、短い休みを複数回取るか、どちらを好まれますか?