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スペインの学生の一日(幼稚園〜中学生まで)

2018.05.22

スペインの幼稚園児・小学生・中学生は一日のルーティンをどう過ごしているのでしょうか?日本の子供たちとは違う過ごし方でしょうか?スペイン国内でも季節や土地によっては習慣が違いますが、一般的な例を挙げてみました。

 

 

スペインの幼稚園児の朝は、母親に起こされ眠い目をこすりながら軽い朝ご飯をとる事から始まります。たいてい夏なら冷たいミルク、冬ならホットミルクに溶かすCola-caoというココアMaríaクッキーを数枚齧るか、 pan tostadaといってパンを焼いた上にオリーブオイル、又はバターやマーガリンをたっぷり塗って食べるか、フルーツにヨーグルトをかけて食べるなどします。また、朝ご飯をほとんど食べない子供もいます。あれ、朝ご飯食べなくていいのかなと思いますよね。でも大丈夫、母親たちは出掛ける前に必ず小さい   bocadillo やおやつを作って子供達に持たせます。それを園で午前11時ごろには食べるので、少々朝ご飯を食べそこねていてもお昼までがまんしなくていいという訳です。多くの幼稚園は9時半ごろまでに登園すればよいのですが、働く母親たちは園の Aula matinal という早朝預かりクラス(7時半〜8時頃から受付け)に子供たちを預けるケースもあります。そして、子供たちは13時半過ぎまで園で過ごし、家族の迎えのもと家に帰ります。お昼ご飯はその後家に戻って14時前後から食べ始めます。働く母親たちは園での昼食を申し込む事もでき、そのあと園児たちを16時〜17時までに迎えに行きます。帰宅後の子供たちはそれぞれ習い事をしたり、近所の公園へ出掛けたり、母親の買い物について行ったりして過ごします。テレビを見て過ごす子供たちも多いです。20時以降に大人より早めの夕食をとってお風呂に入って寝ます。季節によって時間の変動は多少ありますが、これがスタンダードなスペインの幼稚園児の平日のルーティンです。

 

 

では、スペインの小学生の一日はどうでしょうか?まず小学生たちも、母親に起こされ眠い目をこすりながら軽い朝ご飯をとる事から始まります。朝ご飯もやはり Cola-cao にMaría クッキーまたは pan tostada やフルーツにヨーグルト、シリアルなどです。なるべく簡単で素早くとれる朝食が多いのは、やはり2度目の朝ご飯を意識しているからでしょう。9時から授業がはじまる小学校も、やはりおやつは午前11時ごろに学校で食べます。子供たちは14時ごろまで授業を受けた後、学校で昼食をとる子供もいれば、家族の迎えのもと家に帰る子供もいます。帰宅後の子供たちは昼食後、しばらく休憩してから宿題をしたり、習い事をしたり、友達の家に遊びに行ったり公園で遊んだりします。スペインには塾があまり無く、勉強は基本的には自宅で自習という子供が多いです。低学年でも高学年でも、基本的に小学生がひとりで町を出歩くことは多くありません。公園で遊ぶ場合も必ず家族の誰かが付き添います。帰宅後、20時半〜21時ごろまでには夕食が終わるのが理想なのですが、高学年だと大人に合わせて遅い夕食を一緒にとる子供も多く、これがスペインの子供の肥満の原因のひとつと言われています。また、夜が遅いので朝に食欲がわかず、軽食をとる習慣になっていることも考えられます。夕食の後はお風呂に入って寝ますが、冬は暗くなるのが早いので眠りにつきやすいですが、夏だと22時位まで明るいので、子供たちもつい夜更かししがちです。季節や地域によって時間の変動は多少ありますが、これがスタンダードなスペインの小学生の平日のルーティンです。

 

 

続いてスペインの中学生の一日も、母親に起こされたり自ら起きたりして軽い朝ご飯をとる事から始まります。朝ご飯もやはり 定番の Cola-cao にMaría クッキーまたは pan tostada やフルーツにヨーグルト、シリアルなどです。学校に持っていく2度目の朝ご飯  bocadillo も母親が忙しい時は、自分でパンを切りチョリソーやチーズをはさんで 銀紙に包んで用意する子もいます。授業は 9時からはじまり午後 15時ごろに終わり、その後帰宅します。公立は放課後のクラブ活動がない学校が多く、授業後すぐ帰宅が一般的です。帰宅後の過ごし方は様々ですが、小学生と大きく違うことは、一人で出歩けるようになることです。行動範囲がうんと広がって、習い事も友達の家に遊びに行くのも、映画に行くのもひとりあるいは他の人と自由に行動出来るようになってきます。帰宅時間も遅めになり、親の心配が増えてくるのもこの頃からです。ただ日本と同じでスペインの中学生もみんなスマホを持っているので、連絡は取りやすくなっています。21時半から22時ごろの夕食の後、お風呂に入って本を読んだりインターネットをしたり、宿題をしたり過ごします。中学生ともなると寝る時間は遅くなり、23時すぎることも多いようです。季節や地域によって時間の変動は多少ありますが、これがスタンダードなスペインの中学生の平日のルーティンです。