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英タイムズ紙記者オススメのスペインの7つの都市

2025.08.21


マドリードやバルセロナなどの大都市から、地中海に面するビーチや小さな村など、スペインには魅力的な場所がたくさんあります。

どこに行くか迷ったら、実際に行ってみた人の意見を聞いてみるのもいいと思います。

今回は実際にスペインを訪れたイギリスの記者おすすめの街を7つ紹介します。

どの街も観光客を歓迎する雰囲気があり、嫌な思いをすることなく、忘れられない休暇を過ごせること間違いなしです!


1. サラゴサ(Zaragoza, Aragón)


アラゴン州の州都のサラゴサはスペイン第5位の都市ですが、今のところオーバーツーリズムの問題は起きていません。

サラゴサに行ったら、旧市街の中世の建築を見ること、エル・トゥボ地区でバルをはしごすること、女性建築家ザハ・ハディドによるエブロ川にかかる不思議な形の橋を見ること、ゴヤ美術館訪問の4つはマストです。

記者によると、サラゴサはバルセロナに代わる最良の候補地だそうです。


2. ハエン(Jaén, Andalucía)


第2の街はアンダルシア州のハエンです。教会や修道院、茶色の屋根が並ぶ街並みが魅力的です。
記者によるとハエンは「お土産店のないセビージャ」で、ルネサンス様式のハエン大聖堂、中世のアラブ浴場、古くからの酒場や漆喰塗りの建物の間の細い道をぜひ訪れてほしいそうです。
ハエンはスペイン有数のオリーブの産地でオリーブ畑が多く、お城や要塞もたくさんあります。


3. ビトリア-ガステイス(Vitoria-Gasteiz, País Vasco)


ビトリア-ガステイスはスペイン北部のバスク州の州都です。ビトリアはカスティーリャ語、ガステイスはバスク語で2言語の名称を並べたものが正式名称となっています。

落ち着いた雰囲気でフレンドリーな街で、サン・セバスチャンに負けないピンチョスを楽しめます。8月のビトリアのお祭りはパンプローナのサンフェルミンにも勝るとも劣りません。広場や王宮に囲まれた美しい歴史地区を歩いたあとは、バスク州とナバラ州にも広がるリオハワインの産地を訪れるのも楽しそうです。


4. カンタブリア(Cantabria)


4番目の街もスペイン北部にあるカンタブリアです。近年、スペイン南部の沿岸地域の気温の上昇に不安を感じて、北部のカンタブリアを訪れる外国人観光客が増えつつあるようです。

記者によると、カンタブリアは「多くの人が秘密にしておきたい夏の旅行先」で、緑の丘、山々の頂、素朴な村や歴史のある街や美しいビーチのある景色を楽しむことができます。カンタブリア州の美しい街、サンタンデールは少なくとも数日滞在して過ごす価値のある街です。ソモ、アルニア、オヤンブレなどの美しいビーチを是非訪れてください。


5. カナリア諸島、ラ・パルマ(La Palma, Islas Canarias)


スペインの人が多すぎる他の島々に代わる旅行先として、カナリア諸島の1つであるラ・パルマ島を記者は提案しています。

伝統的な上下開閉式の窓や瓦を備えた家が並ぶガラフィアやタサコルテなどの村では落ち着いた喜びを感じられます。965キロ以上のトレッキングルートがあり、自然を楽しみながらトレッキングをするのに理想的な場所です。自然公園や天文台、色とりどりの家のある景色やビーチなど、楽しみはいろいろ。植物や園芸、トレッキングが好きな人、星が好きな人は最高に楽しめそうです。


6. ムルシア(Murcia)


6つ目の街はスペイン南東部の海に面したムルシア州の州都ムルシアです。あまり日本では知られていないかもしれませんが、ムルシア市は人口45万人ほどで、農産物の生産が盛んです。

タイムズ紙の記者によると、バレンシアで有名なものはムルシアでもたいてい見ることができるそうです。オーバーツーリズムの兆候もなく、訪れた人は歓迎されるでしょう。

ムルシア市を歩くときはセグラ川岸をフロリダブランカ庭園に向かって歩き、ベロニカス市場を訪れましょう。新鮮な野菜や果物、魚介類が揃うムルシアの台所的な存在です。地元で採れた野菜を使用したタパスも忘れずに食べて見てください。有名なフローレス広場の周辺は様々な種類のタパスを楽しめるエリアになっています。


7. グアダラハラ(Guadalajara, Castilla-La Mancha)


最後はマドリードから車で1時間ほどのところにあるグアダラハラです。

記者によると、オーバーツーリズムの逆で訪れる人が少なく、車で走っていると何キロも他の車を見ないことがあるそうです。マドリード北部のシエラ・ノルテの山々を遠くに臨みながら、ロブレラカサなどの村で美しい自然を満喫できます。

記者のおすすめは、数少ないレストランの1つ、ロス・マンサノス(Los Manzanos)で仔牛肉の炭火焼きやレンズ豆の煮込みを食べること。静かな自然の中で、伝統的な料理を楽しんでください。



いかがでしたか?

もう代表的な街は飽きた、観光客の少ない場所に行きたいという方は、ぜひ行ってみてください。
スペインのイメージが変わるかもしれません。