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もう一つのレアルマドリード

2018.06.21

レアルマドリードはサッカーだけではなくバスケットチームもある事をご存知ですか?

 

6月19日 ABC記事より
負け知らずのバスケットチームレアルマドリードは、第2次黄金期を迎えている。先週火曜、ブエサ・アレナで行われた34回目のリーガ・エンデサ優勝を果たしたバスケットチームレアルマドリード、ここまでの道のりは決して楽ではなかったはずだ。レアルが最初なかなか点を取れずにいた間、バスコニアに3ポイントショットを決められるというパンチを食らいはしたもののすぐ巻き返し、結局15-2で圧倒的にリードしたのであった。

 

まず、チームの要ルディ・フェルナンデスについて触れよう。彼のアメリカからスペインへ帰国後のここ4年間の活躍ぶりには目を見張るものがある。実際レアルマドリードとはすでに2020年まで契約を結んでいる彼である。「レアルマドリードの作戦は試合ごとに選手を交代させる点が素晴らしかった」と Movistar+テレビチャンネルでバスコニアチーム監督ペドロ・マルティネスは語る。しかし彼はこう続けた。「バスコニアも38-42までこぎつけ最後まで諦めなかった」と。

 

今回の試合では、ハーフタイムの後喧嘩も勃発した。バスコニアチームのシェンヘリア選手の肘鉄をレアルのレジェス選手が食らい、討論が始まり他選手も加勢してさらにもめる場面も見られた。また反則も見られ、バスコニアチームの気質が露呈する事となってしまった。レアルは、カンパッツオ、コゼール、ルディ、トンプキンス、アヨンを上手に使い、チームは第3ピリオドの終盤、凄まじいほどの鉄壁さを見せつけた。

実際レアルマドリードには優秀な選手が揃っておりMVPを決めるのは惜しいほどである。カロル選手、ジェシ選手、ドンチッチ選手たちである。ドンチッチは、スロベニア人でアメリカプロバスケットボールチームNBAに呼ばれている選手である。それにしても今回の試合では、バスコニアチームも精魂の限りを尽くした。レアル打倒は叶わなかったにしろ、身長の高くない選手も上手に利用して動かした。それほどレアルに勝つと言うことは容易でないと言える。

 
6本目の3ポイントを挙げたルディとアヨンの活躍により64-75の11ポイント差とリードを広げたレアルマドリード。しかしその前にボーバアがバスコニアを牽引、2分間で7−0の執念を見せた。試合終了まであと2分40秒の時点で78−81。ボールキープから24秒のところでドンチッチが決定的な3ポイントシュートを決めバスコニアを抑え、カンパッツオの3ポイントショット2本で、最終的に85−96で試合終了、34回目のタイトル獲得直近6年で4回目の制覇となった。今回のレアルの勝利は、まさに向かうところ敵無しであったと言えるだろう。