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スペインで「動物は感情を持つ生き物」とする法律が誕生

2022.03.04

ペットを飼っていますか?

や猫、小動物をペットとして飼っている人は多いと思います。

 

ペットは一緒にいてくれてホッとする存在で、ときには大変なこともありますが、大切な家族の一員になっていると思います。

 

ペットである動物のことを、タンスや机などの単なるモノと同じと思っている人はいないでしょう。

でも、法律上ではどうでしょうか。

 

今年の1月から施行されたスペインの法律では、動物を「感情を持つ生き物」と規定し、ペットとして飼われている動物が、飼い主の離婚や離別などで苦しまないようにすること、差し押さえや担保の対象にならないようにすることなどが盛り込まれています。

 

たとえば、飼い主が離婚することになり、ペットをどうするかについて2人の間で合意が得られない場合は、この新しい法律に基づいて誰がそのペットの世話をするのかを法廷で決めることになるそうです。

 

また、飼い主が交通事故などで亡くなってしまった場合には、ペットの動物が「モノ」のように扱われることを防ぎ、適切な保護を受けられるようになります。

 

この法律ができるまでは、ペットの動物は机などと同じ「モノ」として扱われていて、差し押さえや担保の対象になる存在でした。飼い主の離婚などでペットが受ける精神的な影響などが考慮されることもありませんでした。

 

日本の『家庭動物等の飼養及び保管に関する基準』を見てみると、それぞれの動物の本来の性質を知って適切に世話をすることなどが規定されています。動物の「保管」という言葉には少し違和感を持ちましたが、動物が幸せに暮らせるようにという気持ちは感じられました。

 

今回のスペインの新しい法律で、飼い主の都合で苦しむペットが減ることは嬉しいことです。