2021年7月25日、マドリードの中心部のプラド通りとレティーロ公園を含めた地域がユネスコの世界遺産として登録されました!
スペインはイタリア、中国に次いで世界遺産が多い国です。
たとえば、アントニオ・ガウディの作品群、グラナダのアルハンブラ・ヘネラリーフェ・アルバイシン地区、コルドバ歴史地区、セゴビア旧市街などを含めて48の世界遺産があり、マドリードの中心部のプラド通りとレティーロ公園を含めた地域が今回49番目として加わりました。芸術と科学の景観としての登録です。
マドリード近郊には、エル・エスコリアル修道院、アルカラ・デ・エナーレスの大学と歴史地区、アランフエスの文化的景観などの世界遺産がありますが、首都のマドリードにはこれまで世界遺産はありませんでした。
今回登録された地域には、プラド美術館をはじめ、ティッセン=ボルネミッサ美術館、ソフィア王妃芸術センター、海事博物館など多くの美術館や博物館があり、緑の多いプラド通りにつながる118ヘクタールの大きなレティーロ公園は市民の憩いの場となっています。芸術や科学の楽しめる環境と、自然の楽しめる緑の多い環境がうまく組み合わさった都市景観の素晴らしさが評価されたのではと思います。
マドリードに行く機会があれば、是非プラド通りを歩いてみてください。美術館や博物館巡りに疲れたら、レティーロ公園でのんびりするのもいいですね。