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家を買いたい外国人に人気のスペインの町はどこ?

2022.06.18

夏はビーチと太陽を求めてスペイン国外から訪れる人が増えます。
今年は新型コロナウイルス関連の規制もほぼなくなったため、観光客が増えると見られています。
休暇を過ごす場所としてスペインを訪れる外国人も多いですが、家を買う外国人も増えているそうです。

ある住居販売のポータルサイトの調べによると、外国人に人気なのは、アリカンテ、バレアレス諸島、サンタ・クルス・デ・テネリフェ、ジローナなどの比較的大きくて名前が知られた町が多いですが、住民が5000人以下の小さい町にも人気があるそうです。

たとえば、ここ数ヶ月で外国人購買者に人気なのがアンダルシア州コルドバ県のフエンテ・オベフナ(Fuente Obejuna)。ポータルサイトに掲載されたこの町の物件情報を訪れた人の77%が外国からでした。


その理由は、1平方メートルあたり369ユーロとスペインで最も土地が安いこと。さらに、ロペ・デ・ベガの偉大な作品の舞台になった町でもあり、歴史と文化の面で興味深い町であることがあります。

次にポータルサイトで外国人の訪問が多かったのがサラマンカ県のガルシレイ(Garcirrey)とエル・ミラノ(El Milano)。外国人の訪問の割合はそれぞれ69%と66%でした。土地の値段が1平方メートルあたり、それぞれ400ユーロ、458ユーロと安いのが理由のようです。

逆に値段が高いのに外国人に人気があるのがバレアレス諸島です。中でも外国人の訪問が多いのがマヨルカ島の北海岸にあるデイア(Deyá)という小さな町。古い家並みが残り、画家などのアーチストが多く住む町だそうです。土地の値段は1平方メートル当たり5889ユーロと高額です。このため、デイアの町長ですら家をシェアせざるを得ないと不満を漏らすほど。

これは、バレアレス諸島の住居への需要が高まっているためで、特に外国人からの需要が増えていることが大きいようです。実際、今年の第一四半期に販売された住居の35.4%が外国人に購入されており、2021年の販売件数の40%が外国人による購入で、2021年だけで26億4000万ユーロが外国から投資されたことになります。

もし、スペインに家を買うとしたらどこにしますか?
海の近く?それとも山の近くにしますか?