テキスト以外のスペイン語を読みたい!どんな本(文章)を読む?
2021.08.17スペイン語に慣れてくると、勉強するためのテキスト以外のものを読みたくなりますよね。
テキストの文章にも面白いものはありますが、ちょっと違った文章も読んでみたい。その気持ち、よくわかります。でも、いざ読もうと思うと何を読もうかと迷うかもしれません。
誰かに相談しても「好きなもの、読んだら?」と言われてそれ以上聞けなかったりするかもしれません。多分、読むものに迷わない人は、好きな分野や目的がはっきりしているのだと思います。
では、特に好きな分野はない、まだ難しいものは読めそうもない場合はどんなものを読めばいいのか?答えはありませんが、一人のスペイン語学習者として例を揚げてみようと思います。多分に個人的趣味や偏りがあるかもしれませんが、そこはお許しを。
– レベル別の読み物
CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)のA1~C2までの 6つのレベルに対応した読み物が出版されています。レベルに応じて使われる単語や文法事項も調整されているので、自分のレベルに合ったものを選べます。ジャンルやストーリーもいろいろあります。電子書籍なら数ページの試し読みができる場合が多いので、試しに読んでみて決めることができます。
– 昔話、子供向けのお話
子供の頃読んだ童話などはストーリーが頭に入っているので、読みやすいと思います。構文や単語もあまり難しくないので、とっつきやすいのではないでしょうか。たとえば、「赤ずきん」「シンデレラ」「白雪姫」は誰でも一度は読んだり聞いたりしたことがあると思います。インターネットで検索すると、子供向けのお話のサイトなどで読むことができます。
– 日本語の対訳のついた本
あまり数は多くありませんが、スペイン語の文章に日本語訳がついているものがあります。見開きで対訳がついているものは意味がわからない部分がすぐに確認できるので便利でしょう。
– 日本文化や歴史についての本や文章
これも自分がよく知っている文化や歴史なので比較的読みやすいと思います。本でなくても日本の文化についてスペイン語で説明したサイトがたくさんあるので、読んでみると「こんなふうに表現できるのか」と発見があると思います。
– 日本語で読んだことのある本のスペイン語版
日本語で読んだことがある本で面白かったものがあればスペイン語で読んでみるのもおすすめです。これは少しレベルが高くなるかもしれませんが、ストーリーや流れがわかっているので、比較的読みやすいと思います。翻訳の都合で一部が省略されていたりする場合がありますが…
– 日本についてのニュース記事
日本のことについてなので文化や歴史と同様に内容としては読みやすいと思います。単語や文章が難しい場合がありますが、最初はわかるところだけ拾い読みしてみてもいいでしょう。
いくつか書いてみましたが、自分の興味のあることに関するスペイン語の単語を検索してみて、その検索結果を読んでみるだけでも面白いかもしれません。
あまり、「全部の単語の意味をわかろう、構文を全部理解しよう!」と考えてしまうと読むのが面倒になってしまうので、どうしても気になる単語だけ辞書で調べてみて、わからないところは想像したり飛ばしたりすることもありだと思います。難しすぎるものに手を出してしまったときは、ちょっと置いておきましょう(笑)。まずは、わかる部分を楽しむのが大切です。
いろいろ試して、スペイン語の世界に慣れていきましょう!