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中南米への旅行時には注意?山酔いの怖さ

2019.10.30

自然遺産が多く残る中南米は自分の目で一目見ようと、元気なうちに行きたいと実際に足を運ばれる方も多いと思います。

 

「今度マチュピチュを見に行きます!」「ボリビアに旅行に行きます!」とアデランテの受講生の方も楽しそうに教えてくださり、帰国後は旅の感想を伺う事も多いです。

 

先日ペルーに旅行された方が「高山病にはならなかったけどなりかけ?のような症状が出ました」おっしゃっていたので、標高が高い地域に行かれる際の注意点等を調べてみました。

 

まず中南米の標高から。

日本の富士山は山頂で3776メートル

ペルーのマチュピチュは2400メートル

ボリビアの第2の観光地ラ・パスは3600メートル

ウユニ塩湖は3650メートル

ペルーのチチカカ湖で3810メートル

 

いずれも中南米では人気の旅行先です。これらの地域に行く際、高山病を心配される方も多くいらっしゃると思います。

高山病は富士山やキリマンジャロなど標高が高い山への登山で起こる病気と思われる方もいるかもしれませんが、医学の世界では「標高2000メートル以上の場所で低酸素状態に置かれたときに発生する症状」と言われているそうです。

ポイントは酸素が少ないから高山病になるのではなく、酸素が少ない環境に体が慣れていないことから発症するのが高山病です。

 

また高山病の中でも「山酔い」という症状が出る方もいるようです。代表的な症状は二日酔いに似た症状で、頭痛、吐き気に加え食欲がなかったり、だるさ、立ちくらみ、寝付きが悪いなどがあげられます。

 

旅行中や移動中少しでもいつもと違うな、しんどいな、だるいなと思われたら決して無理をせず休息を取りましょう。この山酔いで命に関わる事は少ないそうですが高地脳浮腫、高地肺水腫などの重度の高山病の前兆として、山酔いの症状が現れる事もあるそうです。

 

特に中南米へはツアーや団体のパックなどで参加される方がほとんどだと思いますが、周りに迷惑をかけたら悪いと無理をされる方もいるようです。高山病や山酔いにならないためにも食べ過ぎと睡眠不足、それからアルコールの取り過ぎには注意しましょう。