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京都外国語大学で開催中🏜ラテンアメリカの古代美術

2019.10.01

先日、ADELANTEスタッフは京都外国語大学(右京区西院)で開催中の「国際文化資料館収蔵品展 ラテンアメリカの古代美術」を訪れました。京都外国語大学は、日本におけるラテンアメリカ文化研究の重要拠点のひとつであり、ゆえに貴重な史料が数多く展示されていました。もともとラテンアメリカの古代美術にとても興味のあったスタッフ。昔メキシコをひとり旅した時も、CDMXの国立人類学博物館で1日中観覧して過ごしました。そんなスタッフにとっては最高の展覧会でした。学外の方も観れますので、関西在住でラテンアメリカ芸術や文明の発展に興味のある方にはおすすめです。北米(メキシコ)〜南米(ペルー)までの諸地域から発掘された出土品が展示されていますが、特にナスカ文化の織物や土器の幾何学模様の卓越したデザイン性には驚きました。ナスカ、インカ、マヤなどよく知られ、大きく発展した文化から、その周辺の民族たちの諸文化の史料まで展示されているので、ラテンアメリカの古代文化の多様性も確認できて面白かったです。会期は、10月12日(土)まで。5日にはギャラリートークがあるとのことです。

 

 

“本学は、長くラテンアメリカ諸国と交流を続けてきました。学内にはメキシコ、グアテマラ、ニカラグアの名誉領事館・名誉総領事館が置かれています。また、京都外国語大学ラテンアメリカ研究所は、本学とラテンアメリカ諸国との研究・文化交流の起点です。一方、国際文化資料館が交流協定を結ぶ国と機関は、エルサルバドル、ニカラグア、コスタリカ3か国の1政府機関(文化省) 4大学、3博物館に及んでいます。また、関連事業として、国際シンポジウムや展覧会も多数実施してきました。

そして本年世界141の国と地域の博物館・関係者が参加する、ICOM世界博物館会議の3年に一度の国際会議(ICOM’s 25th General Conference)が京都で開催されますICOMには30の国際委員会がありますが、その一つUMAC(University Museums and Collections)「大学博物館とコレクション委員会に所属する国際文化資料館では、ICOM Kyoto 2019を記念する展覧会として本展を企画しました。

国際文化資料館では、大学が長く交流してきたメキシコをはじめとするラテンアメリカ諸国、関係者から寄贈・収集された考古・民俗・美術資料を多数収蔵しています。また、一昨年には「いけばな小原流より「小原豊雲コレクション」の寄贈を受けました。このコレクションには古代アンデスなど新大陸の古代美術品が多数含まれています。

そこで本展では国際文化資料館に所蔵されているラテンアメリカの考古学資料とこれに関連する美術作品をラテンアメリカの古代美術として総括し、ICOM Kyoto 2019のテーマである『文化をつなぐミュージアム-伝統を未来へ-』“Museums as Cultural Hubs:The Future of Tradition”に共鳴し、「過去・現代・未来の視点から展覧会にまとめました。

展覧会では、「ラテンアメリカの古代美術」を中心に、京都外国語大学とラテンアメリカの交流史や、現在ラテンアメリカで実施している国際文化資料館のプロジェクトもあわせて展示します。そして、ラテンアメリカで活躍する若者や、新たにラテンアメリカを目指す本学の学生の活動を紹介し、京都外国語大学の伝統を未来につなぐ姿をご覧いただきたいと思います。”(公式案内ページより引用)

 

 

◇会 期:2019年8月26日(月)~10月12日(土)
◇時 間:10:00~17:00
◇会 場:京都外国語大学国際文化資料館
◇入場料:無料
◇主 催:京都外国語大学国際文化資料館