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スペインと日本 〜外交関係150周年〜

2018.07.12

今年はスペインと日本が外交を始めてから150年記念の年ということをご存知でしょうか?

 

今回は、スペインと日本をつなぐ興味深いエピソードをご紹介いたします。

 

スペインと日本の一番最初の接点は、1549年にフランシスコ・ハビエルが鹿児島へ上陸した時でした。

 

また、1609年9月、当時スペイン領だった中米メキシコを目指して、フィリピン諸島長官ドン・ロドリゴ総督率いるサンフランシスコ号が太平洋ルートを進んでいた際に、暴風雨に巻き込まれて難破、千葉県御宿海岸沖に座礁するという事故に見舞われますが、地元の人たちの救助と看護により300人以上もの乗り込み員の命が助かるのです。以来、日本とスペインの交流がずっと続いているのです。

 

1868年には、スペインと日本の間でスペイン修好通商航海条約が締結されました。

 

1871年には、スペインの特命全権大使が、オランダとイギリスの随行員を引き連れて京都を訪れました。この時点で、スペイン人は京都へ訪れた外国人としてはフランスとイギリスに続き過去3番目の訪問客だったそうです。

 

1878年、日本美術を世界に広めたことで知られるアーネスト・フェノロサが来日、東京大学で哲学の教鞭をふるいました。彼は、スペインにおける日本美術の第一人者でもあり、東京美術学校設立にも尽力したのでした。

 

1883年には、明治天皇がスペインのアルフォンソ12世より金羊毛騎士団の勲章を授与されました。

 

1888年のスペインでのバルセロナ万国博覧会には日本も参加しました。