どの色のコンテナに捨てる?スペインのゴミの分別の仕方
2019.10.23スペインの街を歩くと必ず見かけるゴミのコンテナ。通りのあちこちにあるので、ゴミをいつでも捨てられて便利です。スペインでは夜にゴミの収集車が来てコンテナのゴミを収集していくところが多いようです。
コンテナは色分けされていて簡単にゴミを分別できるようになっています。コンテナ全体が色分けされている場合もあれば、コンテナ本体は同じ色で、フタや投入口だけ色分けされている場合もあります。コンテナの色は、黄色、青、緑、グレー。場所によって、グレーのコンテナの代わりに茶色のコンテナとオレンジのコンテナが置かれていることもあります。
黄色のコンテナはプラスチック製の容器、金属の容器、ブリックパックを捨てます。具体的には、水やジュースのペットボトル、缶ビールの缶、食べ物の入っているプラスチック容器、飲み物のブリックパックは黄色のコンテナに捨てましょう。
青のコンテナは紙やダンボールを捨てます。雑誌やパンフレット、新聞紙、広告の紙、包装紙、靴やお菓子などの紙箱はここに捨てます。ただし、プラスチックでラミネートされた紙や汚れた紙タオルなどは捨ててはいけません。
緑のコンテナは瓶(ガラス)を捨てます。ビールやワイン、ジュースの瓶、ジャムなどの瓶、香水の瓶などはここに捨てましょう。電球や割れたグラス、鏡などは捨ててはいけません。
グレーのコンテナは、上の3つのコンテナに当てはまらないもの、基本的には生ゴミや汚れたり濡れたりした紙、紙おむつなどを捨てます。自治体によっては、茶色のコンテナ(生ゴミ、コンポスト化できるもののみ捨てる)とオレンジのコンテナ(他のコンテナに捨てられないもの)とに別れていることもあります。
他にも、不要になった衣服や靴を入れるためのコンテナや、使用済みの料理油を捨てるコンテナがある場合もあります。電球や電池、車のオイル、小さな家電などは別の収集場所に捨てることになっています。
リサイクルすることで材料や燃料の節約になります。EUではプラスチックゴミ削減やリサイクルの目標値を上げており、スペインもこれを達成するために取り組みを進めています。スペインに行ったら、日本と同様にゴミは分別して捨ててくださいね!もし、どこに捨てるか迷ったら、ぜひ現地の人に聞いてみてください。