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長寿国のスペイン、特に長寿な地域はどこ?

2021.12.11

日本もスペインも平均寿命が長い国として有名です。

世界保険統計2021年版によると、平均寿命が長い国の1位は日本の84.3歳、2位はスイスの83.4歳、3位が韓国83.3歳、4位が83.2歳のスペインとシンガポールでした。日本とスペインの差は1歳ほどです。

 

同じ国でも地域によっても平均寿命の差が見られるのは、気候や食べ物などいろいろな要素が影響しているのでしょう。日本では滋賀県、長野県、沖縄などで平均寿命が長いようです。

 

スペイン統計庁の2018年の調べによると、スペインでは地域によって6歳も寿命が違うそうです。
どの地域で平均寿命が長いでしょうか?

 

まず、マドリード州の5つのムニシピオ(基礎自治体)で寿命が85歳を超えており、一番長寿なのが、ポスエロ・デ・アラルコン(Pozuelo de Alarcón)の86.2歳。次いでマハダオンダ(Majadahonda)の85.9歳、アルコルコン(Alcorcón )の85.4歳、ラス・ロサス(Las Rozas )の85.3歳、アルコベンダス(Alcobendas )の85.3歳と続きます。

 

6位はパイス・バスコのムニシピオのゲチョ(Guecho)の84.7歳。そしてマドリードのムニシピオのレガネス(Leganés)、サン・セバスチアン・デ・ロス・レジェス(San Sebastián de los Reyes)、ヘタフェ(Getafe)と続きます。10位はバルセロナのサン・クガ・ダル・バリェス(Sant Cugat del Vallès)の84.4歳でした。ここまでのデータを見ると、比較的大きな都市の寿命が高いようです。

 

一方、平均寿命が短いのは、アンダルシアのカディス県のムニシピオ、ラ・リネア・デ・ラ・コンセプション(La Línea de la Concepción)の79.7歳。次いでセウタ(Ceuta)の80歳、メリリャ(Merilla)の80.5歳でした。以降、カディス(Cádiz)、アレシフェ(Arrecife)、テルデ(Telde)、ラス・パルマス・デ・グラン・カナリア(Las Palmas de Gran Canaria)、アルヘシラス(Algeciras)、アルメリア(Almeía)、ウエルバ(Huelva)が続きます。アンダルシア地方とカナリア諸島で平均寿命が比較的短いようです。

 

マドリードやバルセロナなどの都市部で寿命が長く、アンダルシアやカナリア諸島では寿命が少し短いことが数字に現れていますが、意外な感じがしませんでしたか?
数字は数字なので、自分が気持ちよく暮らせることが一番大事だと思います。