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海外旅行される方、「チクングニア」に注意!

2019.08.09

日本ではこの「チクングニア」ウイルスは存在しないそうですが、この夏海外旅行や留学される方は注意が必要です。

 

チクングニアは病気・ウイルスの名前です。1952年にアフリカのタンザニアで見つかったウイルス感染症で、ヤブ蚊に刺されることでウイルスに感染します。

 

調べてみるとスペイン語圏ではほとんどの中南米の国とスペインでも2015年に1件患者の報告事例がありました。

 

 

最近ではデング熱が有名ですがこのデング熱とチクングニアが同時に感染することも珍しくないのだとか・・・2007年にイタリアで、2013年以降に南北のアメリカ大陸で発見され、世界中でチクングニアが猛威をふるっているそうです。またその活動範囲がどんどん世界的に広がっていることが分かりました。日本ではまだ事例がないだけで世界的に見たら十分気をつけましょうというウイルスですね。南北アメリカ、アフリカのほか、ヨーロッパ、アジアで患者の報告があるそうです。

 

感染し発祥したら出る症状が厄介といわれているそうで、筋肉痛や関節痛が体のあちこちに起きるそうです。ひどい人は体を動かすのも辛いくらい、痛いそうです。

 

この「チクングニア」という名前はアフリカの言葉で「曲がる」「前屈みに歩く」という意味だそうで、そこからこう呼ばれるようになったとのこと。この病気の特徴をよく表現していますね。この痛みは数週間で治まる人もいれば年単位で続くこともあるそう。痛みの他に皮膚に蕁麻疹のようなぶつぶつがでたり、頭痛、腹痛等色々な症状があるそうです。

 

気になる対策方法は、肌の露出をできるだけ避けて長袖の服を着用したり、DEETといわれる虫除けを使うのが効果的だそうです。

 

DEETの効果は濃度で分かるそうで20%で1〜3時間おきに1度塗り直すと効果が高いそう。30%以上なら5時間以上効果があります。

 

なお、効果が期待できるのはサプリメントや蚊を寄せ付けないアクセサリーでなく、虫除けを直接体に塗ることだそうです。

 

虫除けスプレーを買う際は成分表示を注意して見てみましょう。(国立感染症研究所HPより)