charcuteríaとcarniceríaの違いは?
2021.01.13スペインといえば生ハム(jamón)が思い浮かぶ人も多いと思います。
生ハムとチーズをつまみながら飲むお酒は美味しいですね。
さて、スペインで生ハムを買うとしたらどのお店にいけばいいでしょうか?
お肉の製品なので、carnicería(肉屋)と考えた人もいるかもしれませんが違います。
肉屋とは別にcharcutería(加工肉製品のお店)で売られています。
観光地だと観光客向けの生ハムと生ハムのサンドイッチを売っているお店があったりしますが、
普通は生ハムはソーセージなどの腸詰製品と一緒にcharcuteríaで売られています。
チーズなども一緒に売られていることもあります。
このお店に行けば、お酒のおつまみはバッチリですね。
charcuteríaに行くと、いろいろな腸詰や生ハムが見られるので面白いです。
普段は薄くカットされた形で見ることが多い生ハムが、どーんと足の形のままでぶら下がっているのは
結構インパクトがあります。値段にもびっくりするかもしれません。
生ハムにはJamón serrano(ハモン・セラーノ)やJamón Ibérico(ハモン・イベリコ)などいろいろな種類がありますが、
違いは原料となる豚の種類です。
さらにJamón Ibéricoは飼育方法や餌の種類によってランクが分かれています。
Jamón Ibérico de bellota(ハモン・イベリコ・デ・ベジョータ)は
どんぐり(bellota)を食べ、自由に放牧されて育ったイベリコ豚から作られた生ハムだけが名乗れる名前です。
生ハムにはどのランクのものかがわかるようにラベルやリボンがついていますが、
どれを買ったらいいかわからない時は、値段や好みなどを伝えてお店の人に相談してみるといいと思います。
味見をさせてくれるお店も多いです。
見ていると簡単そうですが、生ハムを均一な薄さでカットするのはとても難しく、
cortador de jamón (コルタドール・デ・ハモン)と言う生ハムカットの職人さんがいます。
また、生ハムの熟成具合を見るのも職人の技が必要だそうです。
以前スペインで話をしたコルタドールの方が言っていました。
職人の技を結集である生ハムを一度はスペインで食べてみてください。