スペインでは夏時間と冬時間の2つの時間帯が採用されており、3月と10月の年に2回時間帯の切り替えが行われます。

今年は10月31日の日曜日に冬時間に切り替わります。スペインの31日の夜の午前3時に1時間時計が戻され、午前2時になります。31日は1時間長くなるわけです。

 

日本の時間は変わらないので、夏時間ではスペインとの時差は7時間でしたが、冬時間では時差は8時間になります。連絡を取ったりする場合には注意が必要かもしれません。

 

さて、夏時間と冬時間を切り替えることには以前から賛否両論あり、EUでもスペインでも議論が続けられています。切り替えの理由の1つがエネルギーの消費を抑えることなのですが、果たしてその効果がどれくらい出ているのかは検証が難しいところでしょう。

 

経済的な効果はさておき、1時間の時差が生じることは人間の体に確実に影響してきます。特に小さな子供や高齢者はその影響を受けやすく、慣れるまで体調を崩してしまったりすることもあるそうです。海外旅行で時差ボケすることがありますが、それと同じような感じなのだと思います。

 

以前は家中の時計を遅らせたり早めたりしなくてはならなかったのですが、今では携帯電話やスマートフォンは自動で切り替わりますし、電波時計も増えているので以前ほど手間はかからないようです。手動で時間を変えないといけない場合は注意が必要ですね。

 

ちなみに冬時間と夏時間の切り替えはスペイン語で、cambio de hora / cambio horario、夏時間と冬時間はhorario de verano / horario de inviernoと言います。