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7月からレジ袋有料化、日本とスペインのプラスチック削減の取り組み

2020.07.02

2020年7月1日から日本でもレジ袋が有料になりました。以前からレジ袋を有料化しているお店もありましたが、この日からすべてのお店でプラスチック製のレジ袋が有料になりました。買い物をするときは買ったものを入れる袋を用意していくか、レジ袋を買って使うことになります。

 

プレスチックは軽く丈夫で成形もしやすいので、さまざまな製品に使われています。一方で、プラスチックごみの量は増え続けています。経済産業省によると、今回のレジ袋の有料化はプラスチックの過剰な使用を抑制することが目的とされています。厚さが50マイクロメートル以上のものや生分解性プラスチックでできたもの、バイオマス素材が25%以上配合率されたものは環境負荷が少ないため有料化の対象外になっています。

 

スペインではレジ袋はいつから有料化されたのでしょうか?

スペインを含めたEU諸国ではプラスチックごみの削減やリサイクル率向上のための取り組みを積極的に進めています。スペインでは2018年からレジ袋が有料化されており、2021年にはレジ袋自体が禁止になる予定です。また、同じ2021年からEUでは使い捨てのプラスチック製品の販売が禁止されます。パーティなどでよく使われる使い捨てのプラスチックのお皿やカトラリー、ストローなどは姿を消すことになります。

 

海洋ゴミの約80%がプラスチックゴミで、その多くは短時間だけ使われて捨てられる使い捨てのプラスチック製品だそうです。プラスチックは分解されるまでに長い時間がかかります。海洋ゴミの増加は海洋汚染につながり、そこに住む生物にも影響します。

 

今まで無料だったため、あまり気にせずにレジ袋を使っていた人も多いと思います。今回の有料化で、レジ袋を含めたプラスチック製品の利用に関する意識が高まって、プラスチックごみが減っていけばいいなと思います。買い物するたびにもらうレジ袋がたまって困っていた人もいるかもしれません。これからは、買い物用の袋を持っていくようにすればレジ袋に悩むこともなくなりますし、忘れたときはレジ袋を買って利用すれば良いと思います。日本でもスペインでも買い物に行くときはマイバックを忘れずに持っていきましょう!