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スペインでクリスマスによく食べるもの

2020.12.23

年末年始はクリスマスやお正月でつい食べ過ぎてしまいませんか?

スペインでもそれは同じで、クリスマスのごちそうを食べ過ぎて太るという人が多いようです。

そんなときによく言う表現が“Un día es un día.”

文字通りの意味は「一日は一日だ」ですが、

「一日くらい羽目をはずしてもいいじゃない」、「一日くらいどうってことない」

という意味で使われます。

本当に一日だけですめばいいんですけどね(笑)。

 

ある調べによると、クリスマスの時期にスペインの人は平均2キロ太るそうです。

そして、その太る原因として挙げられるのがクリスマスに食べるごちそうの数々。

スペインではクリスマスにどんなものがよく食べられているのでしょうか?

 

 

 

 

  1. Jamón ibérico(ハモン・イベリコ、イベリコ豚の生ハム)

生ハムは前菜としても、クリスマスの料理の付け合せとしても食べられています。

タンパク質が豊富で鉄分や亜鉛、ビタミンBも多く含まれています。

日本人としては塩分摂り過ぎが気になりますが、美味しいですね。

ついついお酒もすすみます。

 

 

  1. Pavo(七面鳥、ターキー)

クリスマスにはターキーもよく食べられます。

他の肉にくらべてカロリーが低くミネラルが豊富で、ヘルシーです。

付け合せがハイカロリーの場合が多いので、注意が必要。

 

 

 

 

  1. Mariscos(シーフード)

エビや貝などのシーフードもよく食べられます。

特にスペイン北部はシーフードがよく食べられるようです。

シーフードは全体的にカロリーが低めで、ビタミンEやA、Bが豊富です。

でも食べ過ぎには注意です。

 

 

  1. Cordero(ラム、子羊)

ラムもクリスマスの食卓を飾ります。

脂肪分が少なく、ビタミンB12が多いそうです。

 

 

  1. Chocolate(チョコレート)

お肉やシーフードもいいですが、甘いものも欲しくなりますよね。

チョコレートも欠かせません。健康のためには量は少なめに、ブラックチョコレートで砂糖が少ないものがおすすめです。

 

 

 

 

  1. Turrón duro y turrón blando(トゥロン)

クリスマスのお菓子といえばトゥロン!

卵白、蜂蜜、砂糖、アーモンドなどのナッツを煮詰めて、練固めて作ったお菓子です。

材料の比率や製法の違いによって、ハードタイプとソフトタイプのものがあります。

材料からわかるようにカロリーは高いので、少しずつ食べたほうがよさそうです。

 

 

  1. Polvorón(ポルボロン)

こちらもクリスマスのお菓子として欠かせないお菓子。

小麦粉とラード、砂糖でできていて、食べるとホロホロ崩れる食感です。

崩れて食べにくい時は、包装されている紙の上から軽く握るとまとまって食べやすくなります。

こちらもラードを使っているので、案外高カロリー。

アンダルシア地方が発祥のお菓子です。

 

 

  1. Uvas(ブドウ)

年越しのカウントダウンのときに食べる以外にも、付け合せ、サラダ、前菜などによく使われます。

マドリードのプエルタ・デル・ソルにある時計台の12時の鐘に合わせて12粒のブドウを食べるのが年越しの恒例行事。12粒食べ切れると縁起がいいと言われています。

やってみるとなかなか難しいようですよ。

 

 

地域や家庭によっても食べる料理は違いがあります。

スペインは他のヨーロッパの国よりクリスマス期間が長いので、ごちそうを食べる機会も多くなります。

というのも、スペインの子どもたちがプレゼントをもらう日は1月6日のDía de los Reyes Magos(東方の三賢人の日)なので、この日までクリスマスなのです。

そして、クリスマス休暇のあとは「cuesta de enero(1月の坂)」と呼ばれて、クリスマスの出費や休暇疲れなどで少しつらい(?)時期になります。