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“en un pis pas” 、”en un pispás” どちらが正解?

2025.10.21

日常的に使われる単語や表現なのに、いざ書くとなると「どう書くんだっけ?」と迷うことはありませんか?

スペイン語は基本的に発音通りに書けばいいのですが、一語で書くのか、分けて書くのか、アクセント記号をつけるのか、と迷うポイントはたくさんあります。


そんな表現の一つが “en un pis pas”。

たとえば、こんなふうに使います。


Resolví el problema en un pispás.  問題をすぐに解決した。

Limpié toda la casa en un pispás. 家中をあっという間に掃除した。

Arregló el coche en un pis pas. 彼は車をすぐに直した。


日常会話でよく使われる表現で、意味は「すぐに、あっという間に、瞬時に 」ですが、書く場合には、”en un pis pas”と”en un pispás”の2つのパターンが考えられます。


DLE (Diccionario de la lengua española)(RAE: スペイン王立アカデミーの辞書)を見ると、pis とpasの間にスペースがなく、aにアクセント記号がついた”en un pispás”の方が先に掲載されていますが、”en un pis pas”も可能となっています。


非公式ですが、pisとpasの間をハイフンでつないだ”pis-pas”というバリエーションもあります。

さらに、”en un plis plas”というバリエーションもあり、RAEの関係機関 FundéuRAEが Instagramで行った調査(”en un pis pas”と”en un plis plas”のどちらを使うか)によると、59%が”en un pis pas”、41%が”en un plis plas”を使うと答えたそうです。

もちろん、どの形を使っても意味は同じです。


同じ意味で使える表現には次のようなものがあります。


en un santiamén

en menos que canta un gallo

en un periquete

en un abrir y cerrar de ojos

ぜひ使ってみてください!