スペインにある「スペイン日本財団(Fundación Consejo España Japón)」が10月30日マドリード市内で第7回日西財団賞の表彰式を行いました。この賞は日本とスペインの関係をより友好にすることに貢献した人や団体等に授与されるもので、今年は日本とスペインのスポーツ界からフィギュアのハビエル・フェルナンデス選手と羽生結弦選手が選ばれました。それからNTTデータも同じ賞を受賞したとの事。
スポーツ界でフィギュアのトップスケーター2人が選ばれた理由は日本とスペインの2カ国間においてスポーツマンシップ、それからライバルという枠を越えて、互いに個々の才能を認め合う関係や友情が両国の若者の模範になるものであると賞賛されたからだそうです。
確かに二人は2018年の平昌オリンピックに出場し羽生選手が1位、ハビエル選手が3位で同じ表彰台に上がっています。ちなみにこの時の2位は日本人の宇野昌磨選手。羽生選手とハビエル選手は長い間一緒に練習を重ね切磋琢磨してきたそうです。
ハビエル選手は同じくフィギュアスケーターの安藤美姫選手との交際で一時話題になりましたね。スペインにもレベルの高いフィギュアスケーターがいるんだ!と交際が報じられて初めて、ハビエル選手の存在を知った方もいるのではないでしょうか。
今回の表彰式には残念ながら羽生選手は出席されなかったそうですが、ビデオメッセージを財団の公式Twitterページからご覧頂けます。
NTTデータの受賞に関してはEveris Participaciones(エヴェリス・パルティシパシオネス)を100%子会社化しこれを通じてスペインが国際戦略のハブになったことから授与に至ったそうです。
今回受賞した二人と一企業の他、過去にはイベリア航空、カバ(スパークリングワイン)の生産者、読売新聞、三菱などの企業も受賞しているそうです。
先日天皇皇后両陛下の即位正殿の義と食事会に出席されていたスペイン国王夫妻もそうですが国を象徴・代表する人同士の交流もあり嬉しいですね。
饗宴の儀ではレティシア妃自ら皇后様(雅子様)にスペインの挨拶”dos besos”をしていたのを見て、お二人の関係が近いものだと思いました。それに自然に答えていらした皇后様もさすが元外交官!
レティシア妃に関する記事はこちら、即位正殿の義に関する記事はこちらから
これからも2国の交流が盛んに続きますように!