“Lágrimas de cocodrilo”という表現を聞いたことはありますか?
文字通りの意味は「ワニの涙」ですが、「ウソ泣きする、悲しいふりをする」を意味します。
たとえば、誰かがウソ泣きしていたら、
Está llorando lágrimas de cocodrilo.
と言えます。
でも、ワニって泣くのでしょうか?なぜこんな表現が生まれたのでしょうか?
ワニは水中にいることが多いですが、陸に上がることもあります。
陸に上がったときなどに目が乾燥することを防ぐため、涙が出て目を守るようになっています。
涙はいわゆる潤滑液です。当然、悲しくて泣いているわけではありません。
特に獲物を食べるとき、口が動いて目の周りも動くため涙がよく出るようで、食べながら泣いている姿が見られるそうです。
ここから“Lágrimas de cocodrilo”=「ウソ泣きする」となったようです。
でも、ワニが涙を流す姿を見にする機会が頻繁にあったのかと不思議な気もしますね。
目を保護するために涙を流している動物は他にもいるはずなのに、なぜワニが選ばれたのかも不思議です。
昔の人はワニに何か特別な感情を持っていたのでしょうか。
動物に関する表現はなかなか興味深いですね。
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